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凱旋門賞(B)
[印]
◎15ビザンチンドリーム
△4ソジー
△11ダリズ
△17ミニーホーク
△10アヴァンチュール

単勝◎800
複勝◎1200
ワイド◎→△△△△ 200×4点
馬連BOX◎△△△△ 200×10点
三連複BOX◎△△△△ 200×10点

[見解]
今年の凱旋門賞は日本馬にとって悲願の勝利が成し遂げる絶好機となりそうです。
開催国によっては自国馬を優遇することが躊躇われないということもあり、やはり日本馬の海外大レース挑戦時には海外の洗礼を浴びることも多々ありました。
ただし、今回の凱旋門賞においては、フランスギャロ(フランスの競馬統括機関)がわざわざ日本まで来て日本馬優遇策（日本馬限定の輸送補助・主要前哨戦の１週間前倒し・排水の改善を目的とした馬場改修）を発表したことからも、フランスギャロにとっても金になる日本馬の参戦と活躍を望んでいると言えるのはもちろん悪い材料ではありません。

その上でどの日本馬を買うべきかについては、小中型馬であることが大前提となります。
欧州競馬では馬体重の発表(計測)はありませんが、近年凱旋門賞を連覇したトレヴやエネイブルは共に見るからに小柄な馬でした。また馬体重が計測されるジャパンCに来日する有力な欧州馬は、日本の尺度で見れば決して大きくなく寧ろ小さい方の部類に入る460キロ台以下の馬が多くを占めています（そしてそういう馬が日本では本来の力を発揮できずに走れないということが日常茶飯事で起きています）。

その上で、これまで凱旋門賞で健闘(6位入線以内)した日本馬とその馬体重(直近の国内出走時)は以下の通りで、軒並み中型以下の馬格の馬ばかりでした。

エルコンドルパサー2着(472K)
ディープインパクト3位(442K)
ナカヤマフェスタ2着(466K)
オルフェーヴル2着(456K)
オルフェーヴル2着(464K)
キズナ4着(478K)
ハープスター6着(476K)
スルーセブンシーズ4着(446K)

また、馬体重別の成績を出すと以下の通りで、中型以下馬と大型馬の成績差は一目瞭然です。

450キロ台以下[0-1-1-1-0-0]
460キロ台[0-2-0-0-0-1]
470キロ台[0-1-0-1-0-5]
480キロ台以上[0-0-0-0-0-19]

よって日本馬の中で唯一の小中型馬のビザンチンドリームを本命馬として、逆に大型馬の残り２頭は軽視します。

また、近年の凱旋門賞は内枠有利も顕著となっています。
それはオープンストレッチが導入されたことが大きく、枠ナリに内枠から内目を通って直線ではオープンストレッチに持ち出すというのが一つの好走パターンとなっており、その19年以降(平均出走頭数約16頭)の好走馬のゲート番は19年[3-9-1]・20年[4-1-7]・21年[12-3-2]・22年[6-2-18]・23年[8-1-9]・24年[3-4-10]で、6年間でゲート番1~4の内枠勢が10頭で馬券好走馬の半数超を占めているという偏りが生まれています。

よって、ゲート番1~4の内枠勢の中で日本馬アロヒアリイを除くミニーホーク・ダリズ・ソジーを上位評価とします。
それらは全て凱旋門賞で走りまくるアーバンシー関連血統馬(シーザスターズ産駒&ガリレオ系フランケル産駒)という点も強調材料です。

もう１頭のシーザスターズ産駒の１番人気アヴァンチュールも外せない一頭と見ます。