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土曜の京都ダートは含水率が3.0%と低く、上がりが掛かる差しの届きやすい馬場でした。土曜・日曜の雨量が気になるところですが、8ミリ程度は降るようで、含水率は上がって標準的な良馬場になりそう。なるべくなら降らないことを願いますが、降っても降らなくても予想を変えることはありません。
◎13.メイショウナナクサ毎週木曜、この馬名が出馬表にないか必ず確認する位に期待している馬。前々走の新潟戦は3F通過が33.8秒と流れたというのに、その後が12.4-12.1-12.0の加速&余力ラップになったハイレベル戦です。メイショウナナクサは出遅れ。3.4コーナーではインにこだわらず、やや外目を回すロスがありながらも直線だけでまとめて差し切りました。上がり35.3秒はかなり優秀な数字です。出走馬はその後、距離延長や芝を試す馬が多く、その結果、出世街道に乗れていない馬が目立ちますが、ダート短距離にこだわった3着馬アロットドリームは2勝クラスも突破しました。7着スマートオリーブは1勝クラスの安定株になっています。メイショウナナクサの昇級戦は大いに期待して観戦していました。出遅れはいつも通り。道中はインから位置を押し上げていき、3.4角もインをショートカットして先頭との位置を詰めました。手応えも抜群で、あとは直線で弾けるだけ!と思いきや、インでどん詰まりになるアンラッキー。手応えや勢いは勝ったミラクルを上回るものがあったので、進路さえあれば、今でも勝っていただろうと考えています。外枠を引いて欲しいと願っていましたが、13番枠は文句ありません。逃げ馬も揃ってくれました。問題は休み明け。陣営は「トウ骨の弱さで詰めて使えない」と述べています。この中間は8本乗り込んでおり、本数は十分過ぎるほど。1週前追いきりは坂路で自己ベストを0.6秒更新。最終追い切りも馬なりで以前の自己ベストに迫る好時計をマークしています。これは休んでの成長面に期待できるパターンでしょう。揺るぎない本命ですが、ここは強力なメンバーが揃いました。
○4.ディキシーガンナー逃げそうなのは1000mを中心に使ってきている1.ザアトム、9.ルヴェルジェ、これに11.サイレンスゴールドの3頭でしょうか。ザアトムとルヴェルジェは1000mであまり逃げにこだわる様子はなく、逃げるのはサイレンスゴールドの可能性が極めて高い。というのも、前走は最内枠から押して押して、2Fを過ぎてからようやくハナを奪いきりました。これだけハナにこだわっている以上はサイレンスゴールドが逃げるはずです。サイレンスゴールドは前々走では楽にハナを奪い、3F通過34.2秒のハイペースで逃げ切っているだけに、前走でどうしてあんなにハナを取るのに苦労したのか不可解ですが、今回は陣営が「前走の競馬がここに生きそう」と述べています。テンのダッシュが付きやすくなるという意味でしょう。今回、34秒台で逃げて残せるほど相手も楽ではないはず。対抗には35秒台の上がりを使えるディキシーガンナーを抜てきします。前走は3F通過34.9秒。不良馬場だったので前も止まりませんでした。前の馬に終い12.2秒でまとめられたため、差し切る寸前でしたが、アタマ差届かず。今回はここまで馬場が速くなることはありません。前走は勝ったゼットレヨンが強すぎました。ゼットレヨンはすでにオープン入りしています。3走前は大きく出遅れましたが、3F通過34.0秒とハイペースになってくれました。インをロスなく立ち回ることで出遅れた分のロスをリカバリーするような好騎乗で差し切りました。4走前は相手が強かっただけで、勝ったコパノハンプトンは3勝クラスで2着がある馬。成長面で今ならコパノハンプトンを逆転していそう。位置取りの差でディキシーガンナーの方が上かもしれませんが、今回は4番枠。枠が不利で、外をスムーズに上がっていけるメイショウナナクサに分がありそうです。
▲12.カミーロキックバックを気にする馬なので外枠はベター。戦績からは目立ちませんが、この馬もかなりの実力を秘めているはず。前走は3F通過こそ34.9秒に留まりましたが、その後が12.0-11.6-13.1と緩まない厳しい流れ。4角では早くも前を射程圏に入れて、捉えてからは手綱を緩める余裕のある完勝でした。時計も優秀だというのにまだ余力はありそうです。前々走は3F通過34.6秒のハイペースを中団から。直線は進路を切り替えるロスが響きました。進路に手こずった分、前に届かなかったという印象です。終い12.8秒と前もなかなか止まってくれませんでした。3走前は1F長いので度外視。4走前は出遅れて後方。内をロスなく回ってきましたが、後ろ過ぎました。終いは凄まじい脚だったので、ロス覚悟で位置を押し上げた方が良かったと言えます。ですが、初ダートだったのでそれができないのは仕方ありません。
メイショウナナクサの敵はこの2頭!と考えます。強気に馬連を少し多めに配分します。
他。8.ストリンジェンド:前走は3F通過が35.4秒。その後が緩まず、そんなに前が楽なペースではなかったとはいえ、追いかけてこちらがバテたというのは印象が悪い。前々走は3F通過が35.2秒で、その後は11.9秒を二度踏むラップ。ゴッドセンドに伸びで負けているのはどうか。3走前は3F通過34.7秒。インから強襲した勝ち馬が上手く乗ったとはいえ、これを押し切れないようでは力では劣りそうで。4走前は圧勝ですが、カミーロがスタートを決めていれば差されていたかもしれません。14.ディアサクセサー:前走は伸びてきそうで、終い甘くなって後続に差されました。この時勝ったアロットドリームにメイショウナナクサは完勝しているだけに。前々走はスローで差せないペースだったとはいえ、最後は前の2頭に突き放されていて。3走前は3F通過34.6秒のハイペースを差す形。抜け出してから勝ち馬に差されました。現級上位の馬だとは思いますが、ここはもっと上のレベルの馬が多くて。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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