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中山12Rサトノレーヴ

待ちに待っていた中山1200m戦で、これまで休み休みしかレースができていませんでしたが今回間隔を詰めたローテーションでここに出走できるのであればまず勝負になります。

特筆すべきは2年前になりますが、3戦前の勝浦特別。奇しくも今週引退する勝浦騎手と同じ名を持つレースになりますが、このレースのパフォーマンスがただただ圧巻。2勝クラスのレースとはいえ、2着・3着馬は後にオープンにすぐに出世するような実力馬を相手に、馬なりで4コーナーを周り直線少し追い出すだけで2馬身突き抜けた内容はG1でもとコメントに残しております。そして何よりもこの日の勝ち時計1分7秒7は翌日のスプリンターズSでジャンダルムが勝利した勝ち時計の1分7秒8よりも速く、前半33秒4で流れたレースを先行して押し切ったレースでこの時計を出せたのは重賞級。2走前も30週ぶりのレースで中山とは真逆のスタートしてから上り坂が始まる京都1200ｍで内から3頭目の外々を先行するロスある競馬でも直線抜け出すとラスト1Fは11秒3と過去5年の同コースで上位のラップを刻んで押切勝ちとスプリント戦での能力の高さを見せてくれました。

上記の通りで、中山と京都という真逆のスプリントコースを共に1分7秒7という好時計で勝利した内容は紛れもなくスピードが武器の重賞級のスプリンター。

前走は、これまた43週と久しぶりとなり、重馬場＋1400ｍへの距離延長とこの馬にとっては歓迎できない条件でありましたが、スタートしてからはアサカラキングが押しているのに対して馬なりで先行していたことを見ればアサカラキングよりも出脚が速いことがわかりますし、このレースはとにかく内が有利な馬場で上位は全てインベタの競馬でしたがサトノレーヴのみが内から3頭目の外々を回して掲示板に入っておりましたので負けても強いというレースでした。今回スプリント能力を問われる中山1200ｍ戦であり、条件はまず絶好でしょうし、詰めて使える状態の良さ、更に人気を背負う重賞好走のヨシノイースターは雨が得意でありスピード勝負になると少し不安を残すことを考えてもここは勝負。前走ぼろ負けしてくれと願っていたのですが、好走してしまったので後はオッズだけ。熱海で叫ばせてもらいます。