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ラップギア・コース適性値【瞬５平５消０】に近い比率の馬が有利
枠　馬　馬名　　　　　　　　　【ラップギア】　瞬発指数
1　01　レジェンドセラー　　　【瞬６平１消０】　１１６
2　02　トミケンスラーヴァ　　【瞬１平５消１】　１０７
3　03　ミッキースワロー　　　【瞬２平１消０】　１１７
4　04　シホウ　　　　　　　　【瞬５平４消０】　１０８
5　05　ゴールドアクター　　　【瞬５平６消１】　１１５
6　06　ディサイファ　　　　　【瞬10平７消１】　１１４
6　07　ダンビュライト　　　　【瞬２平１消０】　１１７
7　08　ショウナンバッハ　　　【瞬１平３消０】　１１５
7　09　マイネルミラノ　　　　【瞬５平５消２】　１１１
8　10　マイネルディーン　　　【瞬２平６消０】　１０７
8　11　トーセンビクトリー　　【瞬６平２消０】　１１１



ＡＪＣＣはちょっと不思議なレース。毎年前半は１６００万下条件と同じようなペースで推移し、しかも上がりも速くない。要は前に行った馬が有利ということなのだが、レース全体のレベルとしても１６００万下条件と大差ないということになってしまう。いや、むしろ１６００万下条件よりも１０００万下条件に近いレベルとさえ考えられ、ともかく別定Ｇ２としては他に類を見ないレースではないか。

２００９、２０１０のネヴァブション連覇、ダノンバラード、ヴェルデグリーン、クリールカイザー、ディサイファにタンタアレグリア。なるほど、近年の勝ち馬を一覧にしてみても、レベルの高いレースではなさそうだが、ラップ的には１６００万下を勝てる馬ならどうにでもなるレースということで。

そういうとこで、必ずしも実績馬、強い馬が有利とは限らないＡＪＣＣ。近年は（毎年人気になる割に）４歳馬苦戦の傾向も出ているのだが、それでもあえて４歳馬を狙ってみたい。次点は(５)ゴールドアクターということになるのだが、本命は４歳馬の(７)ダンビュライト。

(７)ダンビュライト、クラシック戦線では明らかな瞬発力不足、それがもう２歳時から予見できるような馬だったのだが、その割に皐月賞３着、ダービー６着、菊花賞５着は個人的には大健闘だったのではないかと考えている。繰り返すが「瞬発力必須」のクラシック戦線において、瞬発力のない馬がこの成績なら上出来だと思うのだ。

そして古馬の重賞路線は流れが速くなるため、クラシック路線のような瞬発一辺倒の流れにはなりづらい。すなわち、古馬になってからが(７)ダンビュライトの時代。仮にここを勝つようなら「成長力」とか「馬が完成の域に」とか言われるのだろうが、私はそうは思わない。瞬発力のない馬が、瞬発力を必要としない流れになって台頭してくる、それだけのことだと思うのだ。

(３)ミッキースワローは、ちょっとここでは脚が速すぎるかな。３３秒台での差しが決まるようなレースではないのでね。