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東京芝1400ｍのレースとは思えないほど、先行指向が弱いメンバー構成。極端な差し馬場という印象もないので、いたってフツーに「前が超有利」なレースになると思われる。後方に位置する馬は、他を圧倒できるほどの力量差がなければ勝てないはず。また、そういった馬はハンデが重いので、なおさら勝ちづらい。

上位に評価したのは4頭で、印の序列はつけたが評価はほぼ横並び。本命◎は03アクアミラビリスで、近走で見せている内容を考えると、スタート次第では好位のポジションを取りにいく可能性がある。この中間も変わらず順調なようで、いいデキをキープ。条件適性の高さからも推せる1頭だ。

対抗○に05ビッククインバイオ。近2走は中団からの競馬となったが、行く気になれば前のポジションを取りにいけるタイプである。東京で4勝をあげているコース巧者で、距離も1400ｍがベスト。この極端なまでに先行指向が弱い組み合わせならば、好位追走→早め先頭から押し切るケースも考えられる。

単穴▲に11キルロード。長期休養明けで万全の仕上がりとはいかないだろうが、稽古で見せている動きは久々を感じさせないもの。こちらは「行ってナンボ」の馬なので、積極的にハナを奪いにくるはずだ。13ランスオブプラーナとのハナ争いならば、こちらのほうが速力は間違いなく上。後続の仕掛けが遅れれば、逃げ切りまで。

もう1頭の上位評価組△に09リアンティサージュ。こちらは人気の一角に推されそうだが、それに相応しい優秀な近走内容を残している。オープン昇級初戦とはいえ、その地力はここに入ってもまったく遜色なし。鞍上の三浦ジョッキーが思いきって積極的な騎乗をしてくれれば、こちらも押し切りがおおいにありうる。

逆に、展開不向きで大外枠も割引材料となるのが、16シヴァージ。最近は以前ほど後方に置かれなくなったが、それでも中団で脚をタメる競馬をするのは間違いなし。最後の直線が長い東京コースであっても、この枠番でそれをやると、間に合わない可能性がけっこう高い。今回は「よく追い込むも3着まで」のパターンに賭けたい。

というわけで、推奨買い目は◎○▲△の馬単ボックスが主体。上位を独占できる「最高形」もありそうなので、そこに◎○▲△の3連複ボックスも付け加えている。