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人気薄だった背景にはそれなりの理由がある。その低評価を覆す激走の裏側にも何らかの要因があってしかるべきだ。ナンヨーテンプルは前走・燧ケ岳特別が１６頭立ての１５番人気。それまで５走連続でフタ桁着順とあればノーマークとなったのも当然だ。しかしフタを開けると０秒１差とまさかの好走。昨年同レースが２着だったようにもともと福島コースの適性が高かったうえ、ノド鳴り手術が功を奏したことが一変のパフォーマンスのカラクリだった。黛が跨った美浦北Ｃコースの最終追い切りはゴールまで余力十分の手応えでラスト１ハロン１２・７秒と上々の伸び脚を披露。プラス２０キロを叩いての上積みは間違いない。さらなる前進も期待できるとあれば今度は連対確保が濃厚だ。