○競馬AIに使用するデータについて

　多くの方は競馬予想をする際、新聞やインターネット・分析ソフト・調教動画などを参考にしていると思います。一昔前と異なり、現在は競馬に関する様々なデータの取得が容易になっているため手軽に競馬データ分析や指数作成・AI開発などができます。実際、出馬表で分かるような基本的なデータは皆が同じものを使用しているため他の競馬AIとの差別化は難しいです。

ではどんな予想ファクターや予想法であれば他の競馬AIと異なる予想ができるか（人間であれば競馬AIの弱点を突ける??）というと、

1. 追切、レース、パドックなど映像から分かる情報を利用する

2. 血統、調教などなるべく一つのことに絞り深堀した情報を利用する

3. 当日の馬場状態・レース傾向などに合わせて臨機応変に予想する

などが考えられます。

今回のコラボ予想においても、AISSで特に不足している1.をマジックウマの予想ファクターでカバーすることで予測精度を向上させる狙いがあります。実際にどのようなファクターが使用されているかなどは今後説明していければと思います。


 

○ウマーブル指数からみる本命馬選定の考え方

ウマーブルの配信レースの見解欄にて、ウマーブル指数の考え方は「予測対象馬がどれだけ馬券的に美味しいか」を表す数値であると説明しています。実際に配信を開始した2021/12/17より2022/1/23の384R（配信外のレース含む）についてウマーブル指数1位、つまり本命馬の成績は下図の通りです。


レース数が少ないためあくまでも参考程度ですが、現状では回収率100%を超えていないものの、単勝の中穴（4〜6人気）ではまずまずの成績であると思います。1,2人気での精度については更に上げたいところですが、重要なのは「馬券的に美味しい馬を狙う」＝「穴馬ばかりを狙う」わけではない、というところです。

よく「本命党」「穴党」という言葉を聞きますが、本来は人気馬や穴馬関係なくレースによって適切に軸馬を選定できることが望ましいと考えます。また、今年の重賞で1番人気馬が勝てていない（2022/1/23時点）ですが、「1番人気が連敗だから」「過去10年で1番人気が勝てていない」など根拠が乏しい理由で軸馬として1番人気を外すなどはやめるべきです。

これまでの自分の予想スタイルを崩さず余計な感情に流されないことを意識できると馬券成績向上にもつながり更に予想が楽しくなるはずです！
（逆にAIは機械的に予想をするのが強みではありますが予想すること自体の楽しみが減ってしまうのが残念です。。。）