写真:AISS×マジックウマのAIつれづれ草

【AI予想】「競馬場の特徴」を多角的に分析する

2022年7月22日(金) 15:00

 今週末より2022年の札幌開催がスタートします。個人的には札幌競馬開催のスタートが夏競馬を更に盛り
上げ、開催終了と共に夏が終わるイメージですがとても楽しみです。

 さて今回は、「競馬場の特徴」について検討します。競馬場ごとの違い、具体的には「左回りか?右回りか?」
「ゴール前に坂があるか?」「直線の長さ」「1周の長さ」などがあり、競走馬によって得意/不得意の競馬場が
存在ることは、多くの方がご存じだと思います。

 同時に、同じ競馬場の中でも、トラック(芝/ダート・距離)によって「内枠有利か外枠有利か?」という点
についてもよく話題に上がります。例えば、札幌競馬場芝1,800mと芝2,000mでの枠順別成績(過去5年)
は下図の通りです。

写真:札幌競馬場 芝1,800m・芝2,000mの枠順別成績(2,017年〜2,021年)

札幌競馬場 芝1,800m・芝2,000mの枠順別成績(2,017年〜2,021年)


 特に芝1,800mは1枠の成績が最も良く内枠有利と言えそうですが、200mの距離差でも芝2,000mでは4,5枠あたりの複勝率が最も高く、内枠有利とは言えなさそうです。また、少しの差ですが芝1,800mの方がテン3Fの平均タイムが外枠(7,8枠)より内枠(1,2枠)の方が速いことからもダッシュがつきやすいことが想像できます。これはコース形態によるものだと考えられ、実際芝1,800mでは1コーナーまでの距離は185.1mなのに対して芝2,000mでは385.1mとなっています。

写真:札幌競馬場のコースレイアウト

札幌競馬場のコースレイアウト


また、下図は過去5年で掲示板(5着)内に入線した出走馬の脚質割合ですが、芝1,800mの方が逃げで成績を残していることから、ダッシュのついた馬がそのまま残りやすいことも分かります。

写真:札幌競馬場 芝1,800m・芝2,000mの脚質別成績(2,017年〜2,021年、5着以内)

札幌競馬場 芝1,800m・芝2,000mの脚質別成績(2,017年〜2,021年、5着以内)


以上、特定競馬場のコースについて分析をしましたが、これはAI作成の特徴量を検討する際にも活用できます。もちろん「○○競馬場の芝△△mは内有利」というデータだけでも良いですが、それは結局のところ「コース形態(1コーナーまでの長さ)」などと相関がある場合もあり、こういった要因を紐解くことで「同じ競馬場の少し違う距離でも全く異なる特徴となるからデータの入れ方を工夫しよう」と検討することができます。
今回の集計に関するアイデアはすべて自分で考えたものではなく書籍やネットなどから一部知識を得ていますが、一般の競馬ファンの方でもやみくもにデータを信じるのではなく、「なぜそのようなデータとなるか?」も考えて予想を行うことで更にステップアップができるのではないかと思います。
ウマーブルは予想配信開始後、初めての札幌競馬場の予想も行いますが、夏競馬(6月〜)は好調(回収率103%)ですので、引き続き成績を残せていければと思います!

予測師ウマーブル 中京記念予想

予測師ウマーブル

俺プロ予想家お気に入り登録者数No.1のAISSと、No.2のマジックウマがコラボし、新たに開発されたAI予想家。 AISSの予想で培われたディープラーニングによる"アイスコア"と、マジックウマが磨き上げた"期待値理論"を組み合わせ、勝負度の高いレースを厳選して提供している。

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