-今週は京都記念の展望を殿堂入り予想家、双馬毅さんにお聞きします。netkeibaの予想オッズ(9日水曜日段階)では1人気がユーバーレーベンです。
双馬「「双馬の方式」では同じ競走馬でもローテーションによって発揮できる能力は変わると考えています。そしてローテーションによって発揮できる能力は血統の影響も強く受けます。ユーバーレーベンの父はゴールドシップ。前走より距離が延びる距離延長を得意とします」
-優勝したオークスも全馬が距離延長のレースでしたね。
双馬「はい。その反面、距離短縮を苦手とする馬も多いのです。ユーバーレーベンもオークスの後の秋華賞は距離短縮で13着。距離延長で出走したジャパンカップは6着。今回は距離短縮。ジャパンカップよりは走りにくいローテーションです」
-では、ジャパンカップでユーバーレーベンに先着したサンレイポケットはどうでしょうか?
双馬「特にパフォーマンスを下げるローテーションではないので、積極的に軽視する材料はありません」
-レッドジェネシスはいかがですか?
双馬「距離短縮が得意な馬。今回は距離短縮の出走。良いのではないでしょうか」
-その他、現時点(2月9日段階)で注目している馬がいたら教えて下さい
双馬「枠や馬場によって変わるでしょうが、先行馬は少ない印象です。先行馬の中から近走は「差し有利」の展開の不利を受けた馬。あるいはローテーションの不利を受けていて能力を発揮できなかった馬が狙えるのではないでしょうか。近走の展開不利。ローテーションの不利などは、スマート出馬表でも無料掲載しているので参考にしてください。アフリカンゴールドは前走が展開不利。ダノンマジェスティも前走はローテーションの不利を受けていました。先行有利の展開になれば巻き返せそうです」