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　この時期の2歳戦は派手に勝った馬がどうしても人気になりがちだが、スムーズな競馬を障害する要素がなかったことも特にダートでは大きい。

　本命の5番キンノマサカリは、道中は外から被される競馬で、決して楽な展開ではなかった。それでも4角を一頭違う手応えで迎え、直線でも追い出しを待つ余裕がある完勝。ただ勝つのではなく、先に繋がる勝ち方ができたこの馬から馬券は狙いたい。

　対抗は4番レーヌブランシュ。前走は出遅れ＆行き脚付かず。勝負どころもスムーズとは言えなかったことを考えると、着差以上の完勝だったように映る。この馬に関しては、初戦で砂を被るのをそこまで苦にしなかったことが今回活きそう。

　▲は1番ショウナンナデシコ。初戦のパフォーマンスは時計を含めて非常に優秀。ただしオルフェ産駒なので、絡まれずに逃げれば最高の、絡まれたり逃げれなかったりしたときには最悪の枠に入った。逃げ切りか4着以下かを想定しておけばよさそう。

　☆に9番セイシェルノユウヒ。砂を被って嫌がる面はみせたが、その経験ができたこと自体はプラス。安田翔厩舎×デムーロ騎手はオメガパフュームと同じコンビ。

　△に7番と8番。7番フレイムウィングスは、前が開けてからの伸びは素晴らしいが、ズブいところがあって前走は締まった馬場も向いた印象。前とどのくらいの差で前が開けるか。8番ペイサイドブルーは、大型馬らしく使われながら着実に良化。スミヨン騎手のもう一押しで3着までなら。

　5番から印上位の馬への馬連と、▲1番を除いた3連複で勝負。▲1番が馬券に絡むときには逃げ切り勝ちが濃厚なので、馬連だけを最低限押さえて、3連複では相手からは外して好配当を追う。