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　前走でエネイブルとの壮絶な叩き合いの末にクビ差2着に敗れたクリスタルオーシャンが人気を集める構成。
　馬券的には、3歳馬を軽視してサンダリングブルーの2年連続の激走を期待するか、クリスタルオーシャンの1着を見ずに他の馬の台頭を期待するかだが、自分は後者の方を選択したい。
　というのも、道悪巧者でスタミナ勝負が得意なクリスタルオーシャンにとって、距離短縮＆良馬場＆平坦コースは良い条件変わりとはいえない。また、ヨーク競馬場は直線が1000m近くあるコースで、叩き合いに持ち込むタイミングがそう簡単だとは思えず、出し抜けを食らう可能性もある。

　逆転の1着候補とみるのが、ジャパンとキングオブコメディの2頭。実績もさることながら、それぞれには世界的名手のムーア騎手とデットーリ騎手が騎乗。スタイルも違う2頭であり、どちらかの戦法がハマれば。

　2頭どちらもが先着するというのはそう確率の高い話ではないと思うので、クリスタルオーシャンは3連単の2列目には加えたい。

　3列目候補としては、エラーカムと日本のシュヴァルグランの2頭。
　エラーカムは追加登録料を払っての出走。その意気込みもそうだが、そこに目をつけずとも復帰後の5戦で3勝しており、前走は同条件で完勝と適性と地力の高さは十分示していると考える。
　シュヴァルグランは日本だと2000mは忙しい距離になるが、先ほども述べたように直線が1000m近くあるコースなのでそれほど気にならない。もろもろの条件も日本馬向きといえる。

　8、9→2、8、9→1、2、3、8、9の3連単フォーメーション12点と8、9→3→2の3連単フォーメーション2点の計14点で勝負。
　厚めに買うならクリスタルオーシャンとエラーカムを相手にした組み合わせだろう。