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展望：内枠差し有利
京都ダートは金曜の含水率が3.4％と乾いており、1900ｍなら差しが届きそうです。ペースが読みにくく、案外緩む可能性もありそうなメンバー構成。好位差しタイプがベター。

◎13.イデアイゴッソウ
浦和での連勝が非常に優秀。中央戻りの3着は詰まってのもの。また、原田和真騎手騎乗で、伸びもイマイチだったと言えます。
その後は横山典弘騎手が手綱を取り、想像以上のパフォーマンスで連勝。特に前々走はL2を13.1-12.4の加速ラップを作り上げて6馬身差の圧勝。この時に倒した2.3着馬も今では3勝クラス上位の馬。前走の大敗だけで評価を落とす訳にはいきません。
その前走は出負け気味に。その後の行きっぷりがイマイチで、後方集団まで下がってしまいました。Sペースで前有利の展開だったので、さすがに位置が厳しすぎました。上がり35.7秒を使い、1.0秒差まで詰めただけでも評価できるでしょう。
陣営は「前走は精神的にくたびれたところもあって参考外。その後、態勢が整うのに時間はかかったが今は立ち直っていい状態」と前向き。立て直した今回は巻き返せるでしょう。オープンでも通用する器なのは間違いなく、相手関係だけ。

◯8.メイショウズイウン
前走・不来方賞は600ｍ通過35.1秒なので、通常ならHペース。不良馬場を加味してもやや速かったように思います。逃げ切ったナルカミはジャパンダートクラシックで高いハイペース耐性を示して逃げ切り。2着ハグもジャパンダートクラシックで4着に来た通り、この2頭はHペースに強いのでしょう。
メイショウズイウンは五分に出て4番手へ。直線では差が縮まらずの3着。ただ、この不来方賞はコパノリッキーのレコードに0.4秒差まで迫った通り、ハイレベルでした。2.02.0の3着なら上々でしょう。
前々走はL2を12.5-11.9の加速＆余力ラップにして押し切り。
そもそも京都ダート1900ｍのユニコーンSでは1.57.0の好時計で3着。
こちらもオープンでやっていける馬でしょう。

▲5.シンビリーブ
前走の川崎の交流戦は本命に。スタートをしっかりと決めて外の先団へ。手応え良く3.4角を回り、直線では楽な手応えで抜け出しました。1.43.0の好時計勝ち。これは今年の川崎マイラーズで2着相当の時計。スパーキングレディーカップが1.41.4だったので、これと比較すると見劣りしますが、スパーキングレディーカップもハイレベル戦です。
前々走・レパードSは逃げ先行馬多数。一応、押さえはしましたが、位置を悪くして大敗する結末は予想できました。
3走前の麒麟山特別は出遅れてSペースにドハマリ。終わったかと思いましたが、上がり最速で3着に来たのは驚き。この時、勝利したクラウンシエンタはかつてイデアイゴッソウに1.0秒差を付けられて負けていますが、3勝クラスで即3着に好走。まともならクラウンシエンタよりは上だと思います。
ハンデ戦なので54キロで出走できるのは魅力。今回、スタートを決めて逃げる可能性も。Sペースに落とせば、チャンスがありそうで。

☆1.7.11.14.16
実力馬を押さえに。

【自信ありプロファイル】
的中・回収バランス型
自信・不安のポイント：
基本的に3歳混合戦では3歳馬が人気になりやすいので、実力的にはオープンのイデアイゴッソウをお買い得なオッズで買えるのが非常に魅力。この中で古馬勢として最強だと確信しています。
ダート1900ｍは初角までの距離が1800ｍよりも延びるため、あまり内枠にこだわることはありあませんが、内に越したことはないので、不安点は13番枠でしょう。
メイショウズイウンはデビュー戦以外全てで馬券絡み。レベルの高い伏竜S2着、ユニコーンS3着、不来方賞3着など、文句のつけようのない戦績。こちらも来年にはオープンで活躍しているでしょう。
2頭とも56キロというのは、デコラシオンやペンナヴェローチェらが57キロを背負うため、相対的に有利。
シンビリーブは人気がなさそうなので、これの前残りの線もカバー。シンビリーブも以前にオープンまで行ける馬だと書きました。スタートがカギですが、しっかり出れば、それなりに走ってくれるでしょう。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。