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展望:外枠差し有利逃げ・先行タイプは多め。阪神の雨量もカギですが、差しの届く展開になると見て。
◎15.ダノンフィーゴダノンフィーゴは新馬戦のL2が12.1-12.2の余力ラップ。やや出負け気味に出ましたが、ミリアッドラヴと0.1秒差の僅差は強い。道中でどんどんと位置を押し上げていく形で、3.4角では前を射程圏内に。脚色はミリアッドラヴよりもこちらが上でしたが、半馬身届かず。3着以下には大差を付けているだけに能力は高い。2戦目は順当勝ち。3戦目・ヒヤシンスSは800m通過48.8秒のSペース。2番手に付けましたが、切れ負けした印象。休み明けでしたし、マイルも微妙に長かった感も。前々走は600m通過34.0秒の超Hペース。最内枠で前に行けず。途中から位置を押し上げたのも負荷が高くなってしまいました。この惨敗は度外視で構いません。前走は600m通過34.6秒。やや速いペースを中団から。五分に出て、馬群の中に入っても全く問題はありませんでした。差し切るのに苦労しましたが、L2が12.3-12.5では差す側も容易ではありませんでした。差し切っただけでも十分に評価。ここも崩れることはないでしょう。
◯12.アンズアメ4走前が余力ラップ戦で0.1秒差。高く評価している馬です。前走は600m通過34.5秒とHペースになりましたが、好発を切ったのもあり、労せず前へ。さすがにペースが速く、前を捕まえるのに苦労しましたが、クビ差、差し切り。当時の馬場で1.24.4なら好時計で。ずっと高いレベルでも崩れていないため、ここも安定して走れるでしょう。
▲5.アレ初戦や2戦目を全く評価していなかったのですが、前走はビックリの勝利。2番枠から中団付近へ。600m通過34.8秒ならやや速め。手応えも微妙でしたが、しぶとく伸びてきて、最後は差し切り。当時、下した馬はかなりのところまで出世しています。陣営は「長期休養明けだが、順調に追い切りをこなしてきた。本数を重ねる毎に動きも良化。力を出し切れればこのクラスでもと思う」と前向き。休み前の自己ベストを更新しているので、それなりに力は出せるでしょう。中内田充正厩舎。長期休養明けからでも走らせてきそうで。
△6.ホウショウマリス前走は1200m。600m通過34.0秒のHペース・3番枠から中団インへ。このHペースだというのに、本馬よりも前にいたメイショウヤーキスが上がり36.0秒を使ってはお手上げ。2.3着馬もHペースで飛ばしたのに粘るんだから相手が悪すぎました。前々走はハイレベル戦としてマーク。600m通過33.8秒の超Hペース。外枠から好発を切り、徐々に位置を下げていく形に。丁度、中団くらいまで下げましたが、あのHペースを追走しながらも脚が鈍らず、上がり37.4秒で差し切り。L2は12.6-12.9。この超Hペースなのに、終いが13秒台にならなかったのはレベルが高くて。
他馬について。3.アラナコア:前走が初の1400m。600m通過35.3秒の平均ペース。五分に出て、自然と中団へ。最後の最後に2着に浮上。水準級の2着でしょうが、外枠が良かったのは間違いなく、相手も今回よりも一枚落ちるメンバー構成でした。8.リメンバーヒム:前走は600m通過35.1秒のミドル。好発を決めて先団へ。上手く流れに乗り、直線は外から上がり36.4秒で差し切り。L2は12.0-12.5でしたが、稍重で時計が出やすかったのも事実。同日他レースでもこのくらいのラップが出ていた以上は評価できぬ。前々走の未勝利勝ちは600m通過34.4秒のHペース。外枠から中団へ。楽な手応えで差し切りましたが、L2は12.7-13.3。相手にも助けられての楽勝でしょう。13.コスモストーム:全く評価していない馬だったので、前走・バイオレットSの3着は驚きました。600m通過33.9秒の超Hペースで、先行した素質馬ポールセンですら4着に脱落したレース。差し有利だったのは間違いなく、後方で溜めていたのがハマった形。前走は松山弘平騎手も良かったはずなので、秋山稔樹騎手への手戻りはマイナス。評価していない馬だけに、前走は恵まれた側面が大きくて。あと、兵庫ジュニアグランプリで5着でしたが、勝ち馬ハッピーマンは次走でミリアッドラヴに完敗。ミリアッドラヴ≒ダノンフィーゴ>ハッピーマン>コスモストームだと考えることができるでしょう。
【自信ありプロファイル】的中重視型自信・不安のポイント:2勝クラスとしてはメンバーの揃った一戦。阪神ダートは1200m、1400mは外枠有利で間違いない。Hペース想定ですが、そこまで極端なHペースはなさそうで、600m通過34秒台後半くらいでしょうか。好位付近から差せるタイプがベターでしょう。ダノンフィーゴは1.2.5戦目のパフォーマンスが非常に高く、ここにミリアッドラヴと0.1秒差の競馬ができる馬がどれだけいるか。ほぼいないでしょう。イントゥミスチーフ産駒はダートでは道悪の方が断然いい種牡馬。良馬場では複勝回収率71%ですが、稍重で99%、重・不良では100%を越えます。阪神が雨模様なのもプラス。外枠も有利で。2勝クラスとしてはレベルが高いため、勝負にならない馬も多くいます。相手も3頭で不足はなくて。不安材料は特にないですが、アレやアンズアメが走りすぎて3着に脱落、というのだけは勘弁してほしいところです。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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