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展望：先行有利
阪神ダートは時計が出ていて、前が止まりにくい馬場。2000ｍでもやや前有利でしょう。

◎3.チムニートップス
チムニートップスの前走は重馬場の小倉ダート1700ｍ。内をロスなく立ち回った馬が有利でしたが、本馬は外を回されるロス。それでも大きくは止まらず、しぶとく0.6秒差に粘り込み。L4の48.6秒、L2の11.9-12.1はともに速く、ハイレベル戦だったという見立て。このハイレベル戦で不利な立ち回りで0.6秒差なら能力は高い。
前々走も重馬場。こちらも外枠で、外々での立ち回りを余儀なくされました。4着レッドボブが内で立ち回ったのとは対照的。不利な立ち回りで、レッドボブと0.8秒差ならそう悪くはありません。
3走前・黒竹賞はルクソールカフェが超好時計で勝利。本馬はスタートが悪く、後手後手の競馬に。少しずつ上がっていく形で、3着とは0.2秒差。7着という数字ほど悪い競馬はしていません。
デビュー2戦目のL2は12.9-12.3の加速＆余力ラップ。インベタの競馬で距離を稼いだ勝ち馬の好騎乗。こちらは外を回りながらよく追い詰めました。
近走の負けでオッズが甘くなるのは魅力で。陣営は「速い脚はないけど、スタミナはあるので2000メートルは合っていると思います。時計のかかる馬場の方がいいですね」と述べています。阪神ダートは時計が出ていますが、道悪の近走よりは時計が掛かるダートで。

◯2.シャンパンポップ
1年4ヶ月の長期休養明けの前走で即2着。出負け気味に出ましたが、二の脚でリカバー。1000ｍ通過63.3秒のSペース。外から一度は先頭に立ちましたが、勝ち馬の決め手に屈して2着。勝ち馬は2勝クラスで3.5着と好走しているため、悪くはありません。
既走馬相手の初戦はL2が11.8-11.6という破格の好ラップ。上がり35.2秒も、ダート中距離としては超優秀。
陣営は「トラブルなくこられているが、前走後、時間を取った割には体の張りなどに不満が残る。とはいえ、メニューはこなしているし、走れないことはないと思う」と微妙なトーンですが、前走よりも悪いことはなさそうで。
モレイラ騎手も頼もしくて。

▲10.スコーピオンイメル
前々走の未勝利勝ちのL2は12.6-12.4の加速ラップ。余力ラップまでもう一息でした。五分に出て、行く馬を行かせて中団へ。外々で立ち回り、4角で先頭へ。2着馬が並びかけてきてから差し返すように押し切り。
前走は3角で躓くと、アクシデントでもあったのか、鞍上も無理せず殿負けに。
立て直した今回は改めて。

他馬について。
1.サンライズシュガーは他の3歳馬には劣るはず。前々走は超高速ダートにしては平凡なラップ・時計。同日にユニコーンSがあったので、比較しやすいですが、やはり明らかに見劣りします。
8.レッドボブは道悪の方がパフォーマンスが高い馬。良馬場の前走はアイエ1000ｍ通過もさほど強くなかったので、しっかり勝っておきたかったはずの一戦。タガノアルマフに並びかけてから差し返されての2着。L2は12.7-12.6。ペースを考えれば、差し切っていてほしかったところ。物足りず。ブリンカー効果には期待できそうですが……。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。