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◎3.キョウキランブ
前走・わらび賞は行く馬が多すぎて前に行けず。内枠主導の隊列になり、外枠の本場は下げるしかない格好に。一度は最後方まで下がってしまいましたが、直線は馬群を割って上がり37.8秒をマーク。ハイレベルな一戦だったので、高く評価して良いでしょう。
前々走は最内枠から促して先団へ。砂を被っても問題はなく、内から前を追いかける形。前を楽に差し切り、1.45.6の好時計勝ち。L4を49.9秒の余力ラップでまとめており、1勝クラスなら力は上。
今回は前に行けるはずで。

◯11.カンレイスキー
陣営は「七〜八分くらいの仕上がりにはあります。1600メートル戦がベストの可能性がありますが、この距離も克服してくれれば」と微妙なトーンですが、乗り込みは豊富。
未勝利勝ちは押してハナへ。800ｍ通過46.3秒は明らかに速すぎましたが、1.37.0の好時計で逃げ切り。重馬場で時計が出やすかったとはいえ、このペースを逃げ切ったのだから強い。
前走・カトレアSは五分に出ましたが、徐々に下がっていく形に。800ｍ通過46.7秒のHペースだったので、かえって良かったかもしれません。にしても、上がり36.4秒の最速タイの上がりで5着。ナチュラルライズやクレーキングら、世代トップクラスの馬が集まった中でこれなら万全のデキでなくても勝負になるでしょう。

他馬について。
8.ニシノブレイゼストはスタートが下手。まともに出ても能力的に一枚落ちる。
9.ハルノアラシはスタートが遅く後方一手の馬。石川裕紀人騎手ではあまり出していきそうにないですし、マクるにも道悪で動くタイミングができるかどうか。力はあります。
14.ルシャルムールの前走は大味な競馬で差し切り。上がり37.1秒ならそれなりに強いでしょうが、このレースに関してはL2が13.0-12.8。前が止まったことにも助けられていて。
16.フジレイメイは次点評価。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。