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展望:内枠好位差し有利逃げ・先行馬が多めのため、Hペースになりそう。だからといって後方一気が届くかは疑問。好位差しの形がベターでしょう。阪神芝1400mはHペースになりやすいコースでもあります。ペースが流れるため、インでしっかりと脚を溜めたいところで。
◎1.サンライズプルート陣営は「ムラのある馬ですが、しっかり休ませて体調はいいですよ。切れる感じではないから、前めで運ぶ競馬を」と前向きです。前走は出入りが激しく、ラップの数字以上にタフなレースになりました。600m通過36.0秒のSペースで、サンライズプルートは五分に出て、先行。スローを嫌ったか、600m通過過ぎにエールトゥヘヴンがマクってハナへ。直線では馬群が団子状態に。重馬場なのにL2は11.1-11.8。切れ味のないサンライズプルートにとっては不得手なレースになってしまいました。0.9秒差。不得手な展開を考えれば、よく走れているでしょう。切れ味がないタイプなので、上がりの掛かる阪神芝1400mがベストだと思うのですが、なんと今回が初!阪神外回りも2.4.2.3着と安定して走れている好相性の舞台ですが、内回りで更に前進するでしょう。鞍上の小沢大仁騎手はパワー型の騎手。強気に位置を取ってしっかり追ってくる騎手のため、瞬発力が重要な直線の長いコースよりも、上がりが掛かりやすい小回りの方が好成績です。本日から2024年頭まで遡ると、阪神内回りの複勝回収率はなんと128%。12回と乗っている数こそ少ないですが、4度馬券内に持ってきています。東京や新潟、中京芝はサッパリです。この馬とも手が合っており、新潟芝1400mの前々走は4着とはいえ、0.1秒差。新潟ダート1200mの6走前は、初ダートで2着に持ってきました。1400mの持ち時計は1.21.2に留まりますが、時計の掛かる10月の新潟でした。マイルでは1分33秒台を3度マーク。決め手がない故に勝ちきれませんが、上のクラスに入ったとしても、相手なりに走れるはずです。騎手や阪神芝1400mという舞台に不足はなく、ここで穴をあけてくれるはず。
◯9.ブルクトーア前走は前が圧倒的有利だった中京芝。1400m戦で、本馬は五分に出て、先団へ。600m通過34.3秒でしたが、このくらい速くてもまだまだ前有利。内から2頭目のところを回り、直線で2着馬を追いかけましたが、届かず。極端な馬場故に、モンタルチーノを交わせなかったのでしょう。今の阪神はここまで極端ではありません。前々走は阪神芝1400m。やや出負けして押してインの中団へ。600m通過33.2秒で、阪神芝1400mだとこのくらい流れるレースも少なくありません。直線で外に出して懸命に追い込むも、3着まで。もう少しあれば、2着に浮上できていた脚色です。今回はモレイラ騎手騎乗。今年、多少力が劣る馬に乗った時でも、勝てせることが多く、馬券で非常に厄介な存在でした。ここは強い馬にモレイラ騎手が乗ったため、信頼して。
▲6.サーナーティオン既走馬相手の初戦は、勝ち時計が1.20.0という超ハイレベル戦のツーネサーン戦。初戦らしく大きく出遅れて後方から。600m通過34.2秒と流れて、直線で外に持ち出すと、まとめて交わすのではないかという勢い。L2は11.5-11.4の加速&余力ラップ。デビュー戦&出遅れて、1.20.2で走ったのは大したもの。続く2戦目は大外枠。五分に出て、先団へ。前を楽に捕まえられそうな手応えでありながら、伸びを欠いて3着に脱落。Hペースの1200mが合わないのでしょうか……。前走は五分に出て、馬なりでハナへ。600m通過34.6秒でも脚は鈍らず、むしろ突き放してセーフティリード。1.20.6で勝ち上がりました。陣営は「いくらか立派に映りますが、徐々に攻め時計は詰めてきましたし、動ける状態に仕上がりました。能力的には十分やれる馬。ブランクがどうかだけですね」と述べています。坂路調整だけだと脚元を気遣った印象を受けますが、最終追い切りはCW。2頭を追走して、同入と0.1秒先着。
他馬について。7.モンタルチーノ:前走は前有利な馬場を生かして、2番手から2着。1.19.8は馬場差込みでも好時計でしょう。今回、モレイラ騎手のブルクトーアに逆転されると見ているため、ここまで手を広げる価値はなくて。三連系を買うなら押さえたいところです。11.ワイルデンウーリー:余力ラップ戦を走ったことがなく、初戦はL2が11.4-11.7。800m通過48.2秒のSペースだったので、余力ラップでまとめていてほしかったところです。枠傾向からも買えません。18.ヴァージル:初ブリンカー。これは良いでしょうが、大外枠は大きな不利でしょう。前走も16番枠。五分に出て、促して中団前目へ。外を回されるロスがあり、また、残り100mくらいで他馬に寄られる不利。7着でしたが、6着馬よりは上と見て良いでしょう。阪神芝1400mの4走前は中団インから。徐々に位置を押し上げていき、ラチ沿いからしぶとく伸びて2着。1.20.7ではしれているため、力は上でしょうが、とにかく枠が不利すぎます。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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