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展望：内枠先行有利
開幕週。内回りなら内枠先行有利で間違いないでしょう。これといって飛ばすタイプもいません。

◎10.ジーティーエスピ
新馬戦はL2が11.6-11.1の加速＆余力ラップ。ランスオブカオスの勝った余力ラップ戦です。本馬は好発を切り、他馬を行かせて2番手へ。ランスオブカオスの決め手が上だっただけで、本馬も終い11.5秒でまとめている計算になります。
前走は単穴評価。最内枠を評価していました。五分に出て、先行態勢に。やや力み気味。前圧倒的有利な馬場で、最後に外の2頭に交わされましたが、差はありませんでした。いくら高速馬場だったとはいえ、1勝クラスで1.19.9は相当に速い。鞍上は「この距離では力みがありました。1200メートルの方が折り合ってスムーズに運べると思います」と述べていました。
今回はその1200ｍ戦。外枠がカギですが、イン絶対有利という馬場でもなく、本馬は絶対能力が高いため、問題ないでしょう。

◯5.スピリットライズ
前走は結果的に1400ｍが長かったという話。
未勝利勝ちはブライティアブーケを交わしての勝利。力差はなくて。テンもこの中では速い方です。
前々走は五分に出て、中団前目へ。直線で外に持ち出してからはよく伸びてきましたが、届かず。スタートの思ったよりも遅く、鞍上も「少し忙しい」と述べていましたが、悪い競馬ではありませんでした。
世代限定の1勝クラスでも崩れずに走れていて、力は上。

▲1.ブライティアブーケ
最内枠。逃げ候補の1頭で、逃げてしまえば残せる可能性は十分。
2戦目は9番枠から好発を決めて楽にハナへ。今回、出走のスピリットライズに交わされましたが、オンザブルースカイの追撃をハナ差封じて2着。
前走は3番枠から好発を切ってハナへ。すぐに1馬身のリードを築きました。600ｍ通過34.2秒で、そのまま逃げ切り。1.09.4ですが、稍重としては及第点。
この馬のテンの速さは開幕週では大きな武器に。城戸義政騎手に乗り替わる点がカギに。

他馬について。
2.デボラ：前走は有利な内枠で、ロスなく運べました。有利な形だったのは確かで。前々走はL2が11.5-11.2の加速＆余力ラップ。出遅れからリカバー。ロスなく乗りましたが、0.6秒差。前走は恵まれての好走で、前々走はハイレベル戦で完敗。嫌って妙あり。
6.フランクスピード：前走最内枠。出遅れて後方から。直線も前が狭くなり、大きな不利。物理的な不利＆展開面の不利は大きかったですが、1.2戦目も出遅れているため、開幕週では狙いが立ちにくくて。
8.ブラックケリー：前走は600ｍ通過33.0秒のHペース。出た形で中団へ。外目を通して差し切り。前に行ってもらいたいし、前に行けるスピードもありますが、陣営は「前半を力むことなく走り、この前のようなレースができれば」と述べています。枠も枠で、ある程度控えてしまいそうで。
9.ディーエストッキー：割と不利な展開でも差してくるタイプ。前走は3角でかなり外を回されてしまい、展開不利。中央再転入後は少し追走に苦労する面が出ています。開幕週の阪神が合うとは思えず。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。