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展望：内枠先行有利

◎7.ツーネサーン
未勝利勝ちは1.20.0という超好時計。未勝利でこの時計が出るとは驚きです。L2も11.5-11.4の加速＆余力ラップ。3着ヤマニンアルリフラは北九州記念を制覇、7着マサノカナリアはヴィクトリアマイルに出走するまで出世しています。弱い訳はなくて。
本命を打った前走は最内枠から五分に出ましたが、最後方まで下げたのか下がったのか……。鞍上は「どうしてもコントロールがつきにくいので、こういう競馬になってしまいます」と述べていました。
あの位置になった時点で諦めましたが、直線は外から伸びかけて「あるか！？」と思ったほど。結局、5着まででしたが、上がり34.2秒と脚は使っています。また、相手も強力3歳馬が揃っていました。
促せば先行できそうでしたし、このレースの600ｍ通過は35.9秒。Sペースになりやすい中京マイルなら先行できる可能性はあるでしょう。
長期休養明けの前々走は骨折明け。五分に出て、隣の馬とぶつかりながら中団へ。ここも先行できそうな雰囲気はありました。3.4角で下がってしまい、もう脚がないのかと思いきや、直線で軽く促しただけで一気の伸び。そして前が壁になるという意味不明な騎乗に。
アメリカ遠征から帰国した富田暁騎手が騎乗。修行の成果を見せて欲しいところで。

◯2.グローリーリンク
中京マイルでは既走馬相手の初戦で勝利しています。当時は最内枠。あまりスタートが速くなく、中団からに。直線で進路を見つけると一気に5馬身ブッチギリ。強い。
続くエルフィンSも出は良くなかったですが、二の脚が付いて先行。勝ち馬をよく追い詰めて2着。
スイートピーSはL5が58.0秒の余力ラップ戦。五分に出て、やや掛かり気味に先行。折り合いに専念して少し下げる格好に。直線は外からよく伸びて4着。0.4秒差なら力を示しています。
前走は稍重。800ｍ通過46.2秒は馬場を考えるとHペース。五分に出て、先行争いから引いて中団へ。一度は完全に抜け出しましたが、差されて3着。
1勝クラスなら力は上。勝ち負け必至でしょう。

他馬について。
10.セクシーマージュ：1400ｍで勝ち上がった馬。Hペース先行型のため、マイルがどうか。
12.マイエレメント：新馬戦は余力ラップで勝利。2戦目のアルテミスSは出遅れ。800ｍ通過47.7秒のSペースの中、上がり32.8秒をマークして5着。今年2戦のパフォーマンスがあまりにも平凡。12番枠も嫌なところで。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。