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展望：内枠差し有利
外枠勢が被せて逃げ・先行していくはずで、ペースは流れそう。内で脚を溜められるタイプから狙って。
サンデーファンデーはテンが遅めの逃げ馬。最近は斤量を苦にしている印象で、58.5キロの今回は飛ぶと決めてかかります。

◎4.テーオーパスワード
長期休養明けが心配でしたが、陣営は「前走後は春に一旦入厩したけど、再度立て直しました。それが良かったですね。牧場で体を造ってもらっていたし、相変わらず調教の動きも良くて順調にきています。休みが長かった前々走の時よりは久々感なくきているし、この斤量もいいですね。オープンでも楽しみ」とむしろ前向き。
前走・瀬戸Sはかなりのハイレベル戦。1000ｍ通過は63.2秒と遅めでしたが、L4で11.9秒の速いラップを刻むと、L2も12.0-12.4とほぼ減速せずにまとめました。テーオーパスワードはインの好位から。直線は内を掬って差し切り。ハギノサステナブルとハナ差でしたが、3着には4馬身差。このラップでこれ以上離すのは酷な話。食らいついてきたハギノサステナブルを褒めるべきでしょう。
伏竜Sの勝ち方がやや物足りませんでしたが、やはり力は本物。
「テーオーパスワード戦」は何度もお世話になった新馬戦です。4歳秋も近づいてきた今、もっと上を目指してもらわなければ。
ハンデ56キロも魅力で。

◯1.ハピ
▲8.ヴァンヤール
△6.プリンスミノル
相手は内枠の差し馬狙い。
最内枠は絶好のハピ。58キロですが、斤量は特に問題にしないタイプ。
ダート路線上位の馬で。
ヴァンヤールの前走・三宮Sは1000ｍ通過59.5秒のHペース。重馬場で時計がかなり出やすかったのか、前も残せていましたが、基本、差し馬向きの流れだったと言えます。にしても、離れた最後方が良かったかは微妙。差し切りそうになりながら、ダブルハートボンドにもうひと粘りされてしまいました。3着に5馬身差。3走前・総武Sは強力馬揃い。まさか勝つ力があるとは思わず。
プリンスミノルは力さえ出せれば差はない。陣営は「休養は長くなったが、ここを目標にしっかり乗り込めたし、動きも追う毎に良化。関西圏の速いペースなら折り合い的にも合うと思うし、流れに乗れれば上位も」と前向きです。前走・ポルックスSはハイレベル戦。脚部不安明けで力を出せなかった印象。3走前の吾妻小富士Sはハイレベル戦。ここで0.5秒差。中山ダート1800ｍで1.50.7の持ち時計があり、力を出せるかどうかだけ。

他馬について。
2.マリオロード：前走は1.52.1での勝利なので、時計的に平凡。バデル騎手の剛腕で勝った印象。L2は12.3-13.2と大きく失速。並の騎手なら持たせられず、ゼットリアンに差されていたでしょう。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。