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波乱度☆☆☆☆（5段階評価）
WIN5候補順 9.5.7.3.1.12
札幌記念といえば2019年ブラストワンピースが勝った年を思い出さずにはいられない。ブラワンに並々ならぬ思い入れがあるかというとそんなことはない。ただ人生で初めてWIN5で100万超の配当を手にした日だったからである。あの日の手の震えは今でも鮮明に思い出される。
確かその日は東京ドームで野球を見ていた。相方のNo.1と、彼と顔の作画が同じであろうパッチリおめめの大学の女友達と3人だった。（なぜその3人だったのかは今となってはわからない。それ以降そのトリオで活動することはついぞ一度もなかった。）日曜日のデイゲームを観ている間にコソコソと新聞を広げながらWIN5を購入。ジャイアンツが勝ったか負けたかは覚えていないが、とにかく9回まで球が行き交うのを眺めたんだ。その後神保町のてけてけに飲みに行った（なぜかここは鮮明だ）。1.2杯生ビールを喉に流し込み、暑気を払ったところで思い出したようにWIN5対象レースをJRAのHPから再生し始めた。（確かその時はnetkeibaで映像配信はしてなかったはずだ。）興奮が最初にMAXに到達したのは北九州記念で9人気30.8倍のダイメイプリンセスが勝利した時だろう。高配当を確信した。そして最後ブラストワンピースがサングレーザー（買っていない）を際どく差し切ったように見えた瞬間に血液が沸騰した。グツグツ揺れる血液のせいなのか両手が小刻みに震えていた。
時は経って2025年6月末。僕は自己最高額である833万の配当を的中した。その瞬間で鮮明に覚えているのは、手が震えなかったということだ。心臓もはしゃいでおらず、いつものペースでビートを刻んでいた。僕の感情達は若くないということに気づいてしまった。今の800万円よりも社会人2年目の僕が手にした100万円の方が心理的レートが高いということもあるだろう。当時はカジノやら何やらに溶かして2ヶ月足らずでなくしてしまったが、今回はほとんど使っていない。冷静にお金を見られるようになるというのは、感情を去勢することによる数少ないメリットかもしれない。
◎ 9 トップナイフ
6年ぶりの大勝利はこの馬と名手横山典さんに託すことにした。近2走は完全に前不利戦に巻き込まれての敗戦で度外視可能。そもそも前走はラスト流して入線しており無理していないのは明らか。デビューから7戦目でG�宜チ�しているように叩き良化の典型で手術後の叩きを経て3歳時に好走歴あるこの舞台がメイチだろう。海底に紀元前から沈んでいた石包丁レベルで切れないでお馴染みなので雨予報は大歓迎。一昨年のように1人だけ魚の如くタフな馬場を泳いでくるだろう。
○ 5 ホウオウビスケッツ
昨年本命を打ったノースブリッジと同じ岩田の父ちゃん×奥村武調教師の蜜月コンビ。Hペース読みが主流だろうが、ペースコントロールに長けた父ちゃんなら番手で後続を引きつけて得意な後半勝負に持ち込むのは朝飯前。馬場が渋るのは相対的にポジティブだろうし、本命とのセットという意味では対抗にふさわしい。
▲ 7 ハヤテノフクノスケ
函館記念組なら拾うなら筆頭はこの馬。Hペース差し決着の中で先行して2着は最も強いと言っていい内容。天皇賞春の回顧動画で「雄大な馬体からもマラソン選手ではなくローカル中距離なら勝ち負けする」としていた通りの内容（1人気になりそうな勢いだったため評価は上げられず）だったことからも適性はここ。
☆ 3 シュトルーヴェ
ダイヤモンドSは59kgのハンデで前残り後方と展開向かずも5着。結果的にはこの馬には距離が長い印象を受けた。秋のJCや有馬もSペース後方で展開が向いておらず度外視可能。ペースへの対応が鍵だがそこはキングネキが何とかしてくれるとして、G��2勝はメンバー最上位クラスという事実のみを計算に入れれば。
△ 1 リビアングラス
ハイレベルでお馴染みの比叡Sは外伸びの中でインを通す不利。その後はトントン拍子で重賞好走まで至っていることからも能力は高い。前走は前がタフな中で先行しての7着でG�気任浪戮�重いもののG�彊焚爾覆蘢麺僂垢襪世蹐ΑＧ肋譴�渋るのも歓迎だが、中間の調整から迫力を感じないのと大跳びで外枠ベターという点で印を下げた。
△ 8 ステレンボッシュ
思ったより人気がないので素直に買ってもいいと思える一方で、想定している展開では外を回して届かずのイメージ。そして連敗続きの牝馬だけに既に気力が尽きていたとしても不思議はない。オッズから切るまではいかなかったが積極的に手を出したい気持ちにはならない。
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