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展望:内枠先行有利今年の札幌ダートは例年よりも時計が速く、先行有利傾向が強くなっています。例年はマクり差しの決まりやすいコースでしたが、今年は先行馬がそのまま残しやすいイメージ。土曜は雨の影響が残るため、内枠有利が強くなるはず。スピード質の内枠先行馬に狙いを立てて。
◎4.スレイマンスピードタイプのため、1.2.4走前のような1800mは本質的に合わないでしょう。前走は出遅れ。前々走はHペースを先行する格好に。4走前のチャンピオンズCは外々での立ち回りを余儀なくされました。3走前・根岸Sは600m通過33.9秒のHペース。五分に出て中団へ。止まらずにしぶとく伸びてはいました。勝ったコスタノヴァを除けば、2着と0.8秒差。そんなに負けてはいません。昨年のテレ玉杯オーバルスプリントは五分に出て4番手付近から。外から早めに動いていく馬もいて、やや位置を下げる格好に。3角の手応えも悪く、押して押しての追走でしたが、勝ち馬を追い詰めるくらいに差してきて2着浮上。もう少しスムーズだったら勝てていて良かったはず。昨年のプロキオンSを評価。1000m通過58.6秒のHペース。馬なりで先団へ。勝ったヤマニンウルスを見る形に。手応え十分のヤマニンウルスを追いかけて、そう離されることなく2着を確保。上がりでもヤマニンウルスよりも0.3秒遅いだけで、Hペースでもしぶとく伸びています。札幌ダートの時計が出ている&道悪はプラスでしょう。プロキオンSだけ走れれば足りるはずで、ここは勇気を持って本命を打ちます。
◯5.マテンロウスカイ初ダートの前走・マーチSは五分に出てインの4番手へ。人気のロードクロンヌを前に見る形でしたが、抑えきれないといった雰囲気で1000m過ぎにインを突いてハナへ。3.4角も手応え十分。追ってきたロードクロンヌは振り切りましたが、控えていたブライアンセンスに差されての2着に。59キロのトップハンデタイを背負ってのものだから価値は相当に高い。今回は58キロで、他馬よりも1キロ重いですが、前走よりはだいぶマシになります。
▲1.ペリエール前走・大沼Sは五分に出て2番手へ。1000m通過は60.2秒の速めのペース。ペプチドソレイユが1000m手前でマクったことで、L4が11.6秒と速くなりました。3角では外から1番人気のジャスティンアースが迫ってきましたが、直線ではむしろ突き放して快勝。前有利とは言えない展開を先行して押し切ったのだから強い。ずっと評価していませんでしたが、もう本物と見るしかありません。時計も上々。1キロ軽くなるのも有利です。
△3.ドゥラエレーデ前走・フェブラリーSは五分に出て中団前目へ。加減速の少ないMペースで、力差がはっきりと出た印象。内をスムーズに回ってきましたが、伸びず。ワンターン向きでもなかったか。前々走・プロキオンSは1000m通過61.3秒としっかりと流れた中、インの3番手へ。終い12.9秒とサンデーファンデーが甘くなったところで、サンライズジパングと共に猛追するも、届かずの3着。1.50.7ならやはり力があります。3走前・チャンピオンズCはスタートが悪く、普段の位置を取れず。道中で外から動く馬が多く、位置を更に悪くしましたが、インを突いていつの間にか3着に浮上。自分の形にならずとも崩れなかったのは評価。1.50.4。G1で勝負になるレベルにはあるので、あとはインで上手く立ち回れば。
☆6.ロードクロンヌ前走・平安Sは1000m通過62.6秒で、高速ダートを踏まえると実質的にSペース。スムーズに先行していましたが、直線で外に持ち出すまでにロスがありました。最後に猛追するも、ロスが響いて2着まで。前々走・マーチSは重賞の壁に跳ね返されると危惧しましたが、1000m通過60.9秒のHペースを2番手先行して3着。マテンロウスカイよりも2キロ軽い斤量で先着されているだけに強気にはなれませんが、ここまでは押さえておきたいところで。
他馬について。10.トロヴァトーレ:ダートオープン勝ちのあるライツフォルの半弟。レイデオロ産駒はやや芝向きに出ています。500キロ前後の馬格があり、ダートをこなせる下地はありますが、今回は内に先行馬が揃っており、この枠では差しに回る可能性が高い。レース質に合わないイメージで。11.ブライアンセンス:元々、Hペースだと追走負けする印象で、Sペース向きのタイプ。HペースのユニコーンSで後ろになってしまったイメージ通り。マーチSこそHペースで頑張りましたが、中山でさほど高い追走力は求められなかった印象。1700mも合うかどうか。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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