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展望：外枠先行有利
外から被せていく隊列になるため、被される内枠差し馬は不利になるはず。

◎10.ジャスパーディビネ
前走はポンと出て、二の脚の速さでハナを奪いに行きましたが、すぐ外のハリウッドメモリーが引かなかったため、600ｍ通過32.3秒の超Hペースに。さすがに残せませんが、残り数十メートルまでは先頭をキープ。0.1秒差5着の価値は非常に高い。
前走は大外枠から好発を切り、二の脚を利かせて楽にハナへ。600ｍ通過33.5秒は阪神芝1200ｍとしてはやや速かったですが、レイピア以外は封じ込みました。
世代限定ではなかなか通用しませんでしたが、前々走のブリンカーがよく効いているのでしょう。ここも大外枠からハナを奪えるはず。3キロ減。この馬くらいテンが速いなら外から被せていった方が良いでしょう。

○4.テイクイットオール
芝の新馬戦はL2が10.9-11.2の余力ラップを差し切り。
もっと走れる馬です。続く京都2歳Sはインの好位へ。ペースアップの遅い、実質的なSペース戦でしたが、見せ場はあり、負けたといっても0.6秒差です。0.1秒差のウォータークラークは1勝クラスを突破。他、上位3頭は世代上位の実力馬です。
朝日杯は超Sペース。先行したのは良かったものの、3.4角でかなりの外を回されるロス。その更に外から7着したドラゴンブーストは京成杯2着と巻き返しました。
白梅賞は出負け気味から先行。600ｍ通過36.7秒のスローでしたが、L5は58.0秒の余力ラップ。脚は持ちませんでしたが、近い着差の馬たちが1勝クラスで頑張っているだけに差はないはず。
ここ2戦はいくらなんでも負け過ぎ。力を出せたとは到底思えません。陣営も「ノメっていた」と敗因を述べています。良馬場替わりで激走はあり得るでしょう。

▲3.マジカルシャイン
発馬は不安も、前走は鋭く上がり最速。
前々走はジャスターディビネに0.4秒差とやや離されて負けています。
今回も届くかがカギ。

△9.ルシード
初芝もダート1200ｍで強い競馬はしています。
「ダートスタートだと踏ん張れない」という話で、ここ2戦の出遅れは脚元がダートだからでしょう。芝スタートだと脚元がしっかりしているため、きちんとスタートを決めてくるはず。4走前は最内枠で、被されないようにハナへ。この時の1F目が11.8秒、2F目が10.5秒と非常に速かったため、先行力は上位。中山ダート1200ｍはペースが速くなりやすく、芝よりも速くなることはザラ。ダート馬だからといって、追走力で見劣ると考えるのは罠になります。

☆2.6.7

他馬について。
1.テリオスルル：前走が初の1200ｍ。5番枠から五分に出て押して押して位置を取りにいく形に。丁度、中団になり、外から3着に浮上。1200ｍではテンの速度で見劣りするため、重馬場＆馬群がばらけてくれたのもプラス。今回、外から被されて位置を悪くするはず。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。