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展望:外枠差し有利やや外が良い程度で、内の差し馬が走れない訳ではないような馬場状態。福島芝2000mはペースが速くなりやすく、差し馬を中心視して。
◎15.ドゥラドーレス前走・エプソムCは1.43.9のレコードが出たレース。1000m通過は57.3秒の超Hペースで、本馬は出負け気味に出て後方インへ。直線で外に出して、上がり最速の34.1秒で2着。後方待機がハマったとはいえ、1.44.2の超好時計で走破しているだけに、能力面も高く評価しなければなりません。前々走・小倉日経賞は1000m通過62.0秒のSペース。ペースの流れやすいコースにしてはかなり遅くなり、前が残るペース。これをしっかり差し切ったのだから力は高い。菊花賞4着馬ですが、力は全く落ちていません。57.5キロがカギですが、57キロまでは問題ないため、この程度なら能力の高さでこなせるでしょう。
○14.バラジ前走・メトロポリタンSは悪くない位置に付けていましたが、思いのほか伸びず。鞍上は「硬い馬場の影響があったのかもしれません」と述べていますが、いずれにしても勝ち馬と0.3秒差。そう負けていません。前々走・福島民報杯は差しの競馬をしてくれることに期待して印を回しました。外枠から五分に出て、控えて中団へ。希望通りの騎乗をしてくれました。3.4角ではあまり外に出さず、ロスなく回して伸びてきましたが、シリウスコルトに半馬身届かず2着まで。外を回した差し馬が間に合わなかったため、上手く乗れたと思います。今回、シリウスコルトは当時の57キロから今回、58.5キロに増えます。対してバラシは57キロから56キロに軽くなります。斤量面の差でこちらが順当に逆転できると見て。
▲5.リフレーミング鮫島一歩調教師の引退により、今回が転厩初戦。前走・中山記念は出遅れて最後方から。ペースが速いのに前も止まらないかなりの高速馬場。最後方の時点で圏外でした。福島芝2000mは得意としています。3走前の七夕賞は五分に出て中団後ろから。1000m通過57.3秒のHペースで、悪くない位置でしたが、一列ほど前にいたレッドラディエンスとキングズパレスが1.2着。位置としては少し後ろ過ぎた感もあります。レッドラディエンスやキングズパレスらと差のない脚で伸びていました。力を出せれば差はありません。5走前の福島民報杯がかなり強く、先行馬の残る中、後方からただ一頭差し切りました。58キロがカギ。
△13.セブンマジシャンホープフルSの6着や京成杯の3着からして、すぐにオープンまで上がると思っていた実力馬。末脚は切れる方ですが、抜群に切れるという馬ではないため、それが原因で勝ち切れない印象です。前走・花のみちSは五分に出て中団へ。800m通過45.6秒の杯で、外から上がり33.9秒の末脚で追い込むも、2着まで。ブリンカー着用の効果があったという話です。距離は問題なく、大きく負けた経験がほとんどない馬。重賞でも相手なりに走ってくるでしょう。54キロも有利。
☆8.118.シリウスコルトは斤量が重いですが、バラジに勝利。新潟大賞典も完勝。前で残すならこの馬でしょうか。11.パラレルヴィジョンは左回りが駄目。右回りが良く、ダービー卿CTの勝ち馬です。前々走の中山記念は外枠不利を承知で印を回しましたが、結果的に外枠が大きく響いての大敗。3走前の中山金杯は内枠を生かして、差のない6着。ハンデはカギですが、一発あるでしょう。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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