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展望：外枠差し有利
Bコース阪神は内枠が有利でないどころか、外枠有利に近づいている感があります。人気のレーベンスティールが初のマイル＆2度目の59キロ。チェルヴィニアはJC4着はまだしも、その後の2戦が負け過ぎ。マイルではアルテミスSを強いラップで勝利しており、問題はないでしょうが、やはり久しぶりという点は不安です。人気馬が飛ぶことを期待して、穴を狙うべきレースだと判断しました。

◎4.ダディーズビビッド
ずっと高く評価している馬。3走前の東風Sでは本命を打ちましたが、道悪がだめだという話でした。
続く、六甲Sは予想を出しませんでしたが、中枠から五分に出て中団へ。800ｍ通過が46.1秒とやや速いペース。直線ではどこに進路を選ぶか探す場面があり、追い出すと外のトランキリテ、内で粘るシリウスコルトの間から差し切りました。1.32.2の好時計勝ち。59キロを背負ってのものだから価値は非常に高い。
前走・安田記念はさすがに相手が強すぎると思っていました。インをロスなく回り、直線もインへ。一瞬、前が壁にはなっていましたが、伸びていなかったため、不利にはなっていませんでした。
4走前・淀短距離Sは外枠不利を承知で本命。事実、外を回されるロスの多い競馬になりながら6着まで追い上げてきたのは相当に強い内容でした。
今回の大きな魅力は57キロ。この斤量で乗れるのは久しぶりです。
今回、陣営は「詰めて使う点に不安はないです。阪神のマイルは相性がいいので、道悪にならなければ」と前向きです。
池添謙一騎手の休養で、藤懸貴志騎手に乗り替わるのはマイナスですが、前々走と同じだけ走れば差はないでしょう。しかも当時から2キロ減です！

○10.デビットバローズ
3走前からセン馬に。以来、力を出せています。
前走のエプソムCに関しては1000ｍ通過57.3秒の超Hペースを先行。止まったのは仕方ありませんが、他の逃げ・先行勢よりは粘れており、先行勢の中ではよく粘れています。
前々走・大阪城Sは1000ｍ通過が59.5秒とまずまず流れた中を先行。2馬身半差の完勝でした。L5も57.0秒で、L2も10.9-11.6。速めのペースの中、先行馬にこの上がりでまとめられては後続は成すすべがありません。
3走前は800ｍ通過47.2秒のMペース。出負け気味に出て、リカバリーして先団へ。内からよく伸びてきましたが、外のロジリオンの末脚に屈しての2着。長期休養明けとしては上々でしょう。
陣営は「やはり左回りは良くないイメージ。特に東京ではまったく結果が出ていないので……。今回は右回り、状態も前走よりいいと思う。マイルも特に心配していない。あとはこのメンバーを相手にどこまで」と述べています。
ハイペース耐性の高い馬で、57キロ。
阪神マイルなら堅実に走れるでしょう。相手本線として信頼します。

☆2.3.5.6.7.8.9.11.13.14

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。