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◆函館芝の馬場想定

　土曜の結果から、久々に見た超高速芝でレコード決着が連発している。短距離を中心に速いラップで逃げてしまえば簡単には止まらず、逃げ馬や内枠の先行馬しかほぼ馬券に絡んでいない。日曜には踏み固まってさらに高速化するのが常で、外枠差し馬はノーチャンスの馬場を想定。

函館11R　函館日刊スポーツ杯　芝1200ｍ
レース質：内枠・先行・短縮・ハイペース

人気該当馬：5.ドゥアムール

　先行馬が多めのメンバーに加え、高速馬場の先行有利で騎手意識が前掛かりになり、テン3Ｆ33秒前後のハイペースになる可能性大。時計が速い決着になればなるほど、ラチ沿いピッタリと通す馬しか走れない。逃げて最短距離を走るか、内枠からラチ沿い2〜3列目を通す馬が恵まれるレース質。

2.ゴキゲンサン
　伸びずバテずの馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。高速上がり馬場で完全に切れ負けした前走でも0.3秒差に粘っており、ダートより芝のほうが向いている。洋芝では5戦して最大の着差が0.4秒差と安定している。距離短縮ローテながらラチ沿いを先行できそうなここは、内を通すのが得意な岩田康騎手が馬群を捌いてきてくれる。

9.アイノセンシ
　逃げると簡単には止まらない馬キャラで、単騎でいけるとしぶといタイプ。テンの速度ではメンバートップレベルで、同型に短縮馬が多いここは発馬次第でハナを叩くことができる。先行型の佐々木騎手に乗り替わるのはプラスで、3走前には同騎手で逃げて勝利経験あり。モタれる左回りよりも内回りのほうがよく、高速適性も高い。