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展望:外枠先行有利
◎7.ヴィヴァシャス休み明け。陣営は「休ませた効果で元気。調教もよく動いている」と前向きです。1週前追いきりでは坂路自己ベストを馬なりで更新。いよいよ、本領発揮できそうです。新馬戦はL2が12.4-11.9の加速&余力ラップ戦。五分のスタートを切って先行。L2区間でやや前から離されましたが、終い11.9秒の区間でもよく食らいついていました。陣営は「ゲート試験はすぐにパス。気が良くて素軽い動きをする。初戦から動けそうだね」と述べていました。レース内容を見てもスタートは速いものと考えて良いでしょう。前々走はかなり期待しての本命。最終追い切りは栗東坂路で全体時計が52.0秒、終いは12.4秒の好時計をマーク。これで上積みが十分そう&坂路で好時計を出せるならスピード能力が高い&1200mに短縮、という理由で買う材料が揃っていましたが、まさかの出遅れ。その後すぐに外に馬にぶつけられてリカバリーもできませんでした。後方からインをロスなく回り、直線へ。手応え自体はあり、さあ、ここから伸びるか!?というところで他馬に挟まれて急ブレーキ。騎手は手綱を思い切り引っ張っていました。度外視で良い敗戦です。前走に関しては牡馬混合戦。五分に出て、内めから徐々に位置を押し上げていく形。直線ではこれから!というところで伸びず、5着に終わりましたが、これは相手が悪すぎました。初ダートの馬が1.3.4着。1着は1勝クラスも連勝。3.4着馬は次走で勝ち上がっています。時計も改修後の阪神としては速く、本馬の1.13.9でも十分に速い方です。牝馬限定戦に戻るのはプラス。今村聖奈騎手は今年8勝。最近は特に成績が良く、だいぶ復調してきたと言えるでしょう。2キロ減を生かして、今度こそ勝利をもぎ取って欲しいところです。
○16.メイショウアキカゼ馬場はイン前有利ですが、1200mは外枠から被せていける先行馬が有利です。ヴィヴァシャスを除けば、本馬が一番強いでしょう。前走は中枠から出していく形で、逃げ馬を行かせて離れた2番手。最後に差されての2着ですが、600m通過34.7秒は稍重で時計が出ていたとはいえ、やや速かったか。前々走は600m通過36.7秒のSペースではありましたが、L2は11.8-12.0の余力ラップ。押して押して内からハナへ。すぐ外に勝ち馬がいて、これに被される厳しい隊列。勝ち馬に交わされてからも0.4秒差に踏ん張りました。ヴィヴァシャスが負けても納得できるのはこの馬のみで。
他馬について。初戦の馬が4頭いますが、既走馬相手でネックになるのが追走力。ダート1200mでは買いにくい。芝からは2頭ですが、ともに追走力がありません。ダート路線の馬同士の争いになりそうです。1.メイショウホダワラは最内枠。逃げた方が力を出せるという話。阪神ダート1200mの3走前の1.13.8は、ヴィヴァシャスの1.13.9よりも0.1秒速い時計。ヴィヴァシャスがデキ上昇で更にパフォーマンスを上げるという見立てなので、逆転されると見ます。イン前有利な馬場自体はプラスですが、1150mでのパフォーマンスが最も高く、勝ちきれるか怪しさは残ります。12.フラッシュケリーの前走は600m通過34.9秒と遅いペースでしたが、L2も12.1-13.0と失速。逃げ馬を捕まえられず、2着。前半も後半も遅いラップというのは良くありません。13.ペンテコリンは前走、600m通過34.4秒での逃げ。L2は12.1-12.8。ゴール寸前で捕まって0.2秒差。パフォーマンスは上げました。前々走の阪神ダート1200mでは1.14.1で走破。ヴィヴァシャスやメイショウホダワラよりも遅くて。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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