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展望:外枠差し有利例年通り、Cコース替わりですが、今年は馬場の痛みがカバーしきれていません。金土でかなりの雨があり、土曜10Rではインを空ける馬が多数。勝ったウインアイオライトも直線、内から徐々に外に出していく形でした。乾けば、内もある程度使えるようになると思いますが、外枠有利と見るのが基本線で。
◎18.ブラックシールド前々走・アメジストSは1000m通過が58.9秒のHペース。1.58.6の好時計が出たというのに、L2が11.4-11.4の持続&余力ラップに。これはハイレベル戦だとマークしていました。ブラックシールドは最内枠から中団へ。ロスなく回ってきたとはいえ、本馬の位置でも前過ぎたはず。直線で進路を見つけると、外のディマイザキッドとアスクカムオンモアと一緒に伸びてきました。アスクカムオンモアには手応え劣勢&一度、前に出られてから差し返して2着。それだけタフなレースだったということでしょうが、この馬のしぶとさは評価に値します。この2着で前走は54キロにハンデが増えました。外枠の13番枠は厳しく、半信半疑でした。スタートを決めて先行しましたが、やはり外を回されるロス。止まるだろうなと思って観ていましたが、ところがどっこい、直線は狭いところをこじ開けるようにして伸びてきて、馬券内があるかと思わせる好内容。外のメリオーレムを弾き飛ばす感じでした。最後はペース的にも差し馬が伸びてくる展開に泣きましたが、2着と0.1秒差の同着6着は大健闘でしょう。アメジストSで下したアスクカムオンモアが2着。アスクカムオンモアは次走で3勝クラスを突破しました。これと差のない競馬ができるだけの実力を備えている訳で、今回は明らかに過小評価されていると言えるでしょう。メリオーレムよりも強い可能性も十分にある馬ですが、そのメリオーレムが1番人気想定のメンバー構成。ここは十分に勝負になるでしょう。今の馬場なら外枠もプラス。切れ味はないため、中団前めに付けられれば。回復したとしても雨の影響が残るのも良いでしょう。
○7.メリオーレムすみれS3着、プリンシパルS2着の実績はここでは誇れます。前走は先ほど名前を出したアスクカムオンモアのすぐ外。差が詰まらず、半馬身負けましたが、1.57.8の好時計での2着。3着には2馬身差を付けています。前々走はブラックシールドにこじ開けられた側に。スタートが微妙で後方から。外からマクって位置を押し上げていく形で、3.4角はブラックシールドの外を回されるロス。ペースを考えれば、マクって位置を押し上げる必要はなかったように思います。57キロのハンデは仕方ありません。この馬なりの競馬ができれば、勝ち負けできるはずで。川田将雅騎手も合っています。
▲16.ウインオーディン折り合いが課題の馬ですが、クラシック路線でも頑張っていた実力馬。前走は向正面で折り合いを欠いてしまい、3角では我慢しきれない感じで外から進出。直線入口で先頭に立ちましたが、動くのが早すぎます。止まって仕方のない内容でした。前々走は馬場の影響で進みが悪かったという話。その後に休みを挟み、前走で立て直しているので度外視。2勝クラスは稍重で勝利しているので、道悪自体が下手な訳ではないでしょう。3走前は内枠先行有利だったレース。最内枠から逃げたタッチウッドが逃げ切り。本馬は14番枠ということで切りましたが、外を回されながら3着。能力は高い。外枠で折り合って運べるかがカギでしょう。
△10.テウメッサ前々走は陣営が「いい位置で流れに乗り過ぎた嫌いがある。この馬は、もう少し脚をためた方がいいのかもしれない」という話。脚をためた前走で巻き返して4着。1.32.9の好時計で走破。戸崎圭太騎手が手の内に入れているので、今回も継続騎乗なのはプラス。3走前・ファイナルSはイン渋滞で、不利のない外枠勢が上位に来たレース。本馬も勝負どころで待たされており、仕掛けが遅れたイメージ。最後は脚を余した感があります。4走前の三面川特別は1000m通過60.0秒で、L5が58.0秒。牝馬限定戦でしたが、ハイレベル戦としてマーク。出遅れて後方待機。2.3.4着を前に行った馬が独占した中、大外から差し切り。このレースをハイレベル戦としてマークしておいたことで、その後、2.3.4.5着馬の馬券を仕留めています。勝ち馬をノーマークにはできず、1800mの方が良さそうで。
☆3.12ブラックシールドは基本、先行馬。相手に差し馬狙いですが、前めでの決着の線も有り得そう。三連複で軽く押さえておきます。
3.パワーホールの前走は800m通過が48.6秒の超Sペースの逃げ。これだけ楽なペースで逃げれば、残せて当然の馬です。切れ味ある馬ではありませんが、共同通信杯で逃げて33.5秒の上がりを使えている馬。今回、先行馬が多く、前走よりも厳しい展開になることは必至。それでも前めの馬でのアプローチもあり得るため、押さえます。12.ショウナンラピダスは前走、先行して4着。1800mの1勝クラス勝ちは1.46.7の好時計勝ち。陣営は「前走は前半から行きたがって終いが甘くなってしまった。距離短縮はいいし、使った上積みもあるので前進を期待している」と前向き。先行馬は嫌いたいところですが、押さえておきます。
注2.13.14.15.17有り得そうな差し馬へ。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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