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展望:外枠差し有利Hペース型の逃げ馬ケイアイセナがいて、コンクシェルやセオが続くため、ペースは流れるはず。馬場のインは悪化しており、日曜は雨の影響で更に外差し傾向が強まると見ます。
◎12.トランキリテ1800mがカギですが、昨年のカシオペアSで4着。当時外差し馬場で、1000m通過は58.1秒のHペースに。16番枠から後方待機。バイアスに沿った競馬が叶いましたが、最後までしぶとく伸びて、際どい4着。3着ロングランと差のない競馬ができたなら上出来。この馬は元々、タフな馬場が得意。重馬場の3勝クラスでは楽なペースで逃げられたセオを差し切り。続く洛陽Sは800m通過45.5秒のHペース。外差し馬場を生かして、ドゥアイズの半馬身差2着まで差を詰めました。勢いでは完全に上回っており、能力も高く評価しています。なかなか印を回すタイミングがありませんでしたが、外枠・道悪・外差し馬場、と条件の揃った今回は本命を打ちます。
○15.スウィープフィート前走・阪神牝馬Sは出遅れて最後方から。位置を取りに行くと完全に引っかかってしまい、直線は伸びずに失速しました。今回はこの時のようなSペースにはならないはずで、後方で折り合いに専念する形が叶うはずです。前々走・愛知杯も出遅れて最後方からに。600m通過32.7秒の超Hペースの中、上がり最速で6着。長期休養明けでしたが、もう馬は出来上がっているでしょう。
▲17.ホウオウラスカーズ前走はほぼ五分に出て後方外へ。1000m通過は60.4秒で、特に速かった訳ではありませんでした。大外一気で差し切りましたが、驚きなのがL2の11.0-11.0。本馬は上がり32.9秒で差し切りました。レベルが高かったことに疑いはありません。前々走も3走前もハイレベル戦だったという見立て。7歳牝馬のオープン入り。何があったのかイマイチ分かりませんが、ハンデ戦で53キロ。前走の54キロも軽くなります。トランキリテがオープン入りした昨年の石清水Sが重馬場。0.4秒差なら悪い競馬はしていませんが、陣営は「脚を取られていた。結果的にもそれが影響した感じだった」と述べています。馬場が問題なければ。
△8.マイネルケレリウス前走・福島民報杯は自信の本命を打ちました。1000m通過59.3秒のHペースになってくれたのは良かったですが、縦長馬群になりすぎて、差し馬が僅かに届かない結果に。ただ、勝ったシリウスコルトは新潟大賞典を勝利。レベルも低くはなかったと言えます。ケイアイセナとの差はクビ。交わしていても良かったくらいの差です。道悪は上手いはず。3勝クラス勝ちが優秀。1.57.8で勝利しながら、L2は11.8-11.3の加速&余力ラップ。好時計なのに終いも止まっていないのはハイレベル戦です。その後、ローテーションも良くありませんでした。陣営はワンターンを不安視していますが、むしろプラスに働きそうなイメージで。
2.ジューンアヲニヨシはダートのほうがベター。芝重賞では不利などがあれど、足りないところを見せています。この馬こそワンターンがどうか。内枠もマイナス。切れないため、道悪はプラス。3.ウエストナウは前走、馬群の中で抜け出せず。ワンターンの1800mはほぼベスト条件でしょう。内枠が気がかりなのと、道悪がどう出るか。超好時計の初戦、2戦目の京都新聞杯は共に高速馬場。前々走がタフな芝でしたが、時計的にパフォーマンスは低くて。好きな馬ではありますが……。7.セオは道悪得意。3歳時、不良馬場でレーベンスティールを撃破しました。得意の道悪&楽逃げで、昨年の石清水Sはトランキリテに差されています。今回、ペースアップ必至。またしてもトランキリテに差される可能性が高くて、また、ハンデもトランキリテより重くて。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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