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展望：外枠先行有利
かなり小粒な1勝クラス。逃げ・先行馬も少なく、先行馬から狙います。

◎14.マグマオーシャン
ダートは名古屋に移籍していた時以来。
名古屋ダート1500ｍで1分35秒台で走れていれば、1勝クラスでも通用しやすい水準になります。2度負けていますが、1度は出遅れ。もう1度は1700ｍ戦ですが、砂の深いはずのラチ沿いを走り、外を回した馬に交わされたものになります。ラチ沿いも使えていた日のようですが、主要距離の1500ｍならまだしも、1700ｍでラチにこだわっては厳しかったか。
敗因明確。
また、デビュー3戦目の東京ダート1600ｍ戦は2.4秒離されての3着でしたが、勝ったメンアットワークが破格の好時計で勝っただけで、本馬も未勝利突破水準の時計では走れています。
陣営は「鞍上の進言もあり久々にダートを使います」と述べています。
芝では近走冴えないですが、2.3走前はHペースに巻き込まれての惨敗。前走は見せ場ありの0.7秒差11着。衰えはなさそうです。
先行力が高く、ここは外枠からハナを奪えそうなメンバー構成。
展開にも恵まれて、久しぶりのダートで激走してくれそうで。

○3.ダノンフューチャー
ノドの手術をしたそうで、それを理由に前々走は1200ｍ戦に。ダッシュが付かず後方からに。3.4角で促して上がっていくと、5着に好走。長期休養明けとしては大健闘。
前走は五分に出て後方へ。600ｍ通過34.0秒のHペース。このペースを追走したことや、3角でかなりの外を回したことで脚を失った印象です。
前々走で上がり最速を使った通り、ノドの手術の効果はありそう。
本来、中距離で堅実に走っていた馬。
このメンバーなら先行できそうですし、力も上位でしょう。

▲12.タナバタ
キックバックがダメな馬ですが、テンが遅くてなかなか前に行けません。
前走・前々走はキックバックをモロに食らっていました。
3走前は出負け。4走前はHペース＆キックバックを食らう形。
6走前は1000ｍ通過61.1秒のHペースを先行。バテたとはいえ、上位4頭まではかなりの好時計。本馬の1.53.4も悪くない水準の時計です。
デビュー4戦目は逃げてネオシルバーに0.1秒先着しての2着。
テンが遅いため、マグマオーシャンが外にいるのは嫌ですが、これを行かせての2番手付近なら叶いそうなメンバー構成で。

△8.マンダリンボレロ
長期休養明けの前々走がプラス26キロ。
これでパフォーマンスを上げてきました。
前々走はほぼ五分のスタートでしたが、出すと引っ掛かるということで待機策。1000ｍ通過62.3秒とペースが流れましたが、3角で外を手応え良く進出。ただ、直線入口で少し外に膨れてしまいました。あそこでロスを防げていれば、上の着順もあったかもしれません。
前走は出遅れ＆引っ掛かってしまい、鞍上もミスを謝罪していたほどです。
本来、先行できるタイプ。
乗り慣れた松岡正海騎手に手戻り＆力の付けた今なら。

他の人気想定馬。
4.マリンバンカー：
前走は五分に出て中団待機。勝負どころではインの動きにくいところにいて位置を下げましたが、そのままインを狙い、最後は鋭く伸びて3着。もう少し上手く乗っていれば、勝ちまであったように思います。相手小粒でしたが、勝ったスペイドアンに勝てるのではないかと思わせる競馬をしたのだから力差はなさそうです。ただ、今回も岩部順二騎手騎乗。前走後、岩部騎手は「脚をためれば最後に伸びてくれます。競馬の形ができてきたのでどこかでチャンスがありそうです」と述べていました。今回も待機策濃厚。届かないと見て。
7.ウッドショック：
前走は五分に出てマリンバンカーの後ろから。マリンバンカーが内を突いたのとは対象的に、こちらは外。終いの伸びはマリンバンカーに劣っています。こちらも後ろから行く馬なので、終いの伸びが際立っていたマリンバンカーの方がまだ買えるなという印象。いずれにしても届かないと見て。
9.ネオシルバー：
前走は中団前目から。1000ｍ通過62.9秒。3角で良い手応えで回ってきて、直線は差し切りそうな勢いがありましたが、残り200ｍで甘くなって5着まで。鞍上は「もともと上手に体を使う方ではありませんが、今日はそれ以上に体をうまく使えていませんでした」と述べていた通り、5ヶ月振りも響いた印象。
4走前の中山ダート1800ｍ戦では、出負け気味に出て中団へ。外を回されるのを嫌って少し下げた印象。3.4角で押して押して進出。こちらも最後に微妙に甘くなり、4着馬に迫られています。ここに出走のタナバタが逃げて2着。
マイルの方がパフォーマンスが高く、1800ｍですら微妙に流そう。田辺裕信騎手が上手く脚を溜めれば、距離は持ちそうですが、そうすると今度は届かなそうです。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。