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またしても、平地力のある馬が障害界にやってきました。フェーングロッテンに関しては色々書いていますので、参考にしてもらえれば。
勝ち負けを意識できる経験馬もいて、平地実績のある馬も複数。
この混戦をスマートに仕留めていきたい！

◆コース
中山2880m　直線ダート　障害数8　バンケットあり　タスキなし　直線障害なし

◆前提　
前有利、最後の直線ダートだけで大勢が大きく変わることはない。直線迎える前に5番手以内につけられるか。とはいえ、バンケットの下りから加速して外を回してしまうと、最後のダートで脚止まる。一定の平地力は問われるコース。バンケットで減速してしまう馬は厳しい。非力な馬はマイナス。類似コースがないので、中山の経験があるかどうかは大事。

昨年もほぼ4角3番手以内の馬で決着していて、差し込んでいるのはルレーヴドゥリリが2回（4番手と5番手）とブラビオ（4番手）
ルレーヴドゥリリぐらい、キャラ固定されていれば頑張れるけど、そのくらい差し込めないコース。

年明け3戦は
フォージドブリックとディナースタ戦は4角1.2.3番手の馬決着。
ヒートオンビート戦は、2.4.3番手って書いてあるが、逃げていたカイトレッドの手ごたえはなく、直線入る前に大方決着はついていた。
この通り、道中でどれだけいいポジションが確保して直線を迎えることができるか。
年始で気になったのは外枠の馬が好走していたこと。
インのポケット確保よりも、外からバンケットで加速して、どれだけいいポジションを確保できるか。このあたりは騎手の心理に注目。

3/8.3/9の2戦は稍重のせいもあるが、どちらも時計は遅く。
9日のレースに関しては1.2番人気含む落馬事故で、5頭が競走中止。
あまり傾向の参考にはならなそう。
12月の中山の予想で書いていた、「非力な馬はマイナス」は継続して予想していく。

◆今回の想定レースレベル
C＋

◆予想コメント
初障害の取捨。勝ち上がる馬複数出るレースになりそう。

◆個別評価
1ノアフェイス
前回予想から。
「夏負け解消からの、固定障害＞置き障害で前走一変。飛越も上手かったし、時計も悪くはない。めちゃくちゃ上手く乗れていたかというと、前半掛かっていたし、かなり落馬に気を付けながら乗っている感じもあったし、まだまだ前進はあると思う。鞍上継続、競馬場継続で、枠も悪くなく。アメリカンペイトリオットなので、揉まれる競馬をすると厳しいだろうが、テンが早い馬も見当たらず。斤量も1kg増までならごまかせるはず。最終障害、カイトレッドを早めに仕留めに行こうとして落ちないかだけが不安。」
ある程度期待して3番手評価を打ったら、スタートでミラクルジニアに負けて、ヒートオンビートにも前にはいられて…ポジションを取れず。
道中は掛かり気味で、周りに石神J＆高田Jで好きにも差せてもらえず。
レース後半外から仕掛けるも、そこは中山で動いちゃダメたところ。で動き出し、最終障害の飛越がスムーズにいかず減速。平地未勝利馬なわけで、下手に乗ったらそうなるよなという7着だった。
引き続き減量は継続で鞍上が土田J→坂口Jに。
陣営から前目での競馬の指示は出ていそうだし、ポリトナリティーとコスモゴレアドールよりゲート出ることさえできれば。ハナor番手なら最高。

2ポリトナリティー
小柄な牝馬。これだけで中山では軽視。12月の内容の通りということでいいと思う。

3コスモゴレアドール
初障害。3/12草野Jで合格。110.8と時計は悪くはなく。レースは土田J。
中央平地未勝利。未勝利時に芝2600で3着の履歴あり。
ビッグレッド生産の父ゴールドシップ。初障害馬の中では今回、一番平地力が劣る。
直前の調教も騎乗は草野Jで、土田Jを迎えて、初戦から勝負という感じはせず。

4ガンダルフ
前走予想から。
「障害2戦目。初戦は落馬。飛越は2つしか見られなかったけど、雰囲気的に問題はなし。バンケットでリズム崩したので、新潟替わりは好感。
初戦時の予想は「初障害。3/27伴Ｊで合格。113秒だけど、馬場が重かったので気にせず。OPクラスで芝ダ問わずの差し馬。伴Jが選んでくれているのはポジティブ。叔父のアドマイヤアゼリも障害OPまで進んだし、母系は米系だけどこれも気にせずで良さそう。キンカメだから、新潟か中京の方が（タイプ的には中京の感覚）良かった気はするけど、飛越が絶望的じゃな変えれば、ここで経験させて中京勝ち上がりじゃないかなー。ノーザン生産ダート経験と初障害トレンドにもハマっているので、注目。」
中京で使ってくれれば大当たりだったけども。馬が初戦の落馬で障害に対してネガティブになっていなければ、平地力考えても重要視でいいかと。外2頭を意識しながら伴Jがどう運ぶか。」
期待したが危惧したことが起き、前回の落馬の影響で慎重な飛越。道中も進まず。
今回に関しても、国枝先生からは、「やや前向きでない」と。
障害戦に前向きなら、ポテンシャル的には足りる馬だと思うが、いきなり重い印は打てず。

5イチリュウオー
前走予想から。
「障害2戦目。平地未勝利3歳馬。勝ち馬から5秒離されているけど、上がりは実は最速。新潟に適性がある気はしないが、成長遅めのバゴ産駒で平地含め4戦目だったし、そのうち馬券にはなってきそう。まだ今回じゃないよね…？」
初戦と異なり、全くの見せ場なし。全然まだだった。馬券になれることがあるとすれば本場だとは思うが、まだ今回ではなさそう。もっと使い込んで障害馬というより、競走馬としての経験を積んでから。

6フェーングロッテン
初障害。2/27に高田Jで合格。98.4と良い部類。
平地OP馬。芝中長距離でもともとは逃げ馬でGⅢラジオNIKKEI賞勝ち、鳴尾記念、金鯱賞2着。
ノーザン生産で父はブラックタイド。
平地ではやめる面が出てきて障害に。気性的な問題が解決するかどうか。
調教見たら、自己ベスト？すさまじく動いている。
高田Jでスクーリングしているだろうし、今年勝率4割、連対率6割って高田さん…笑
ずっとヤリモードになっているので必要以上に嫌っていいことなさそう。
あと感覚的な話は、総評のところで書く。

7ワタシダケドナニカ
初障害。12/11石神Jで合格。112.6と可もなく不可もなく。
平地1勝クラス、ダート短距離脚質は不問。
岡田スタッド生産の父マインドユアビスケッツ。
マインドユアビスケッツ産駒は3頭目の入障、ディープマインドの3着が最高で、適性面は今のところ疑問。出たなりの競馬だろうけど、石神Jの教育回でいいかと。

8ネイチャーシップ
障害2戦目。前半の飛越は流れに乗れず後方に。まぁ平地の時と変わらない印象。
あがりは最速で追い込んで来れており、スタミナは大丈夫。
ラストも落ち着いて仕掛けており。早く動いていればあがりはもっと出ていた可能性もある。
障害初戦で勝ち馬から1.5秒。アルカンサスから1秒と考えたらだいぶ優秀では？
直ダに替わるのに不安はなく、直線障害がないのもよさそう。
今年、ほとんど人気馬に騎乗していないながら、複勝3割overの大江原J。
ペガサスJSの積極性あふれる騎乗に期待していいなら、この可能性のある馬なら勝ち切れても。

9グラヴィテ
牝馬ながら500kgを超えているので非力という心配は無用か。
ただ、前走に関しては特殊なレースで、その振り返りを。
「タロントゥーズ戦は誰も逃げたい馬がおらず。押し出される形でフリーダムレインが行ったら、めちゃくちゃSペースなのに全く脚が溜まらず。レース後半になっても、ペースが上がらず、本来だったら初障害で競馬に参加できなかった追走スピードであろうエコロマーベリックが追い付けてしまった。プリンセスララアもしかり。マイネルメサイアは鼻出血で参考外。」
最終障害飛ぶまで、勝ち負けを意識できるポジションから、決め手比べになっての4。
以前から道中好位置にはいられて、最後のもうひと踏ん張りが足りなかった馬。
前走に関してはペースが遅くて脚が残っていたという解釈でいいかと。
今回は平地実績ある馬も多く、直ダでの脚比べを考えると厳しそうで。

10タイセイエピソード
前回予想から。
「初戦時の予想はこんな感じ。
「初障害。7/31に五十嵐Jで試験合格。時計は可もなく不可もなく。ダート中距離3勝クラス、脚質は先行～差し。杉山厩舎から千葉厩舎への転厩で障害戦に。毎回言っているが、試験合格から日が浅いローテはマイナス。（※レースは8/17）前走のキングカメハメハCのスタートをみても、芝が特段ダメそうな感じはしない。ただ、障害初戦だし、陣営もまずは慣れて…の温度感で内にヒルノショパン、外に障害経験豊富な2頭と考えると、無理にポジションを取りに行くイメージは湧かず。まずは教育か。」
案の定というか、1つ目の障害で落馬。思っていたのと違ったのはある程度五十嵐Ｊが出していってたとこ。ある程度自信はあったのかな？という印象を持った。空馬での飛越も見られなかったので、ほぼ初障害扱いで良いかと。五十嵐J→上野Jは調教師試験が控えているから五十嵐Jが乗らないのかなと推測。また練習では上手い。って千葉調教師はコメント出しているし、新潟よりは適性がありそうな気がする中山（スピード＜パワー）。前回は試験から日が浅いこともマイナス要素だったので、今回は期間が空いて練習もこなしているだろうし、抑える。」
2番手追走で、後半は上野Jのコメント通りやや慎重に乗って仕掛けを遅らせてという感じで4着。実質初戦の内容で、3:15.1の走破タイムなら文句なし。上積み＆上野Jでここでも。

11マルベリーシチー
障害2戦目。試験は上野Jで前走は加矢太で今回は金子J。平地での勝利は逃げ切りで、前走もスタート早々口を割っていた。
今回は金子Jによる教育回でいいだろう。

12ドライブアローカス
初障害。1/16に上野Jで合格。116.2と時計は遅く。レースは草野J。
平地2勝クラス。芝ダ問わず1400の差し馬。
社台ファーム生産の父キンシャサノキセキ。
調教に乗ってはいるが試験からの鞍上変更だし、時計も遅いし、キンシャサノキセキ産駒も障害得意というわけではなく。積極的に買いたい要素はない。

13グランサバナ
初障害。1/9に江田勇Jで合格。115.8と時計は遅く。レースは五十嵐J。
平地3勝クラス。ダート中距離逃げ先行馬。
ノーザン生産で父はドレフォン。
24年10月に一度、五十嵐Jで試験は受けており、その際は不合格。
そのため鞍上的な不安はないが、陣営のトーンは控えめ。
芝も走れる血統のダート中距離先行実績ありで、ノーザン生産だし、中京で見てみたい。
ここは五十嵐Jの教育回で。

14セファーラジエル
初障害。3/6に中村Jで合格。99.4と時計は悪くはないぐらい。不良馬場と一杯追いで相殺？
平地OPクラス。芝長距離、逃げ先行馬。アルゼンチン共和国杯で5着の実績。
ノーザン生産で父はキズナ。
大外枠で後方まで下げるメリットはないので、一つ目のバンケットである程度出していきそう。障害良績多いキズナ産駒だし、馬格もある。
大外枠で出遅れたら何もヤラズ(デキず)になりそうだけど、馬のタイプ的にも悪くはなさそう。ただ、調教欄に「踏切不安定」の文字。不安。

◆印と総評
◎1ノアフェイス
○8ネイチャーシップ
▲10タイセイエピソード
☆4ガンダルフ
△6フェーングロッテン.14セファーラジエル

馬券内で1番人気薄で入線する馬に◎というルールに基づき本命はノアフェイスに。
最内枠ということもあり、スタートですべて決まりそうな気はするが、ゲートさえ出れて前目での競馬が叶えば。
初障害の平地力のある馬との脚比べになると分は悪いが、○▲に次いで3着に残せる可能性は高いはず。前走は最大限下手に乗ったと思っているので。
坂口Ｊ、中山3鞍目ね。
2880mに関してはザスリーサーティの1回しか載っていないけど、その1回で3着だし。直線も丁寧にインを回れていたし期待したい。
ネイチャーシップは個別で記載の通り、1着まで意識。飛越上達が条件なところはあるが、早め早めの仕掛けができれば。
タイセイエピソードは前走分だけ走れるなら勝ち負け。入厩が3月だろうから馬が出来上がっているか次第。大幅なプラス馬体重とかだったら下げの可能性も。
ガンダルフは…馬の気持ちはわからないからなぁ…出走してくるからには。というところで走れたら足りる可能性はあるので。人気とリスクはかみ合っていない気がするが。
フェーングロッテンは感覚的な話になるが、障害走るタイプに感じないんだよなー。
頭の高い走法だし、一生懸命走ってしまうタイプの気性だし、基本的に上がりは使えないし。前走から馬具を外して、今回も装備はつけず。
調教の調子と高田Jのコメント信じたら来てしまうが、自分の感覚を信じてみたい。
セファーラジエルの方が血統は平地の実績から推したいところだったが、踏切不安定と書かれてしまう馬は、打てても△まで。

◆馬券
3連複
1－8－10　1700円
1－8.10ー印　7点各500円
3連単
1.8.10→1.8.10→印　24点各200円

上位3頭で決まってもらいましょう！
○→▲→◎で入線してもらうのが、予想イメージ的にはベスト。
この3単で帯チャレするか？
年明けの中山とは違い、初障害馬たちが、全くレースに参加できてないんですけど…？
があっても特に驚けないメンバーだと思っているが果たして。