◎②ホウオウビスケッツ
前走の中山金杯は、59.5キロの斤量とハイペースを先行して展開が厳しかったこともあって⑨着に大敗。主戦の岩田康騎手が騎乗停止中で乗れなかったことや、有馬記念を目標にしていたが除外されて微妙に調整が狂ったことなども影響したはずで、大敗は度外視してよいだろう。函館記念圧勝や天皇賞(秋)③着など昨年から充実期を迎えている印象で、力さえ出し切れればこのメンバーでは上位。逃げ先行馬が少なく、鞍上がデシエルトの実力を良く知っていることも有利に働くだろう。重馬場のスプリングS②着があるように、馬場が悪化しても対応できるのも強み。
○④キングズパレス
ここ2走はMデムーロ騎手で出遅れて後方からの競馬。物理的に届かない競馬ばかりで度外視可能。3走前の天皇賞(秋)はさすがに相手が強すぎた。4~6走前に重賞でも互角に戦える実力は示している。昨日、中京で4勝をあげた佐々木騎手に乗り替わるのも歓迎。時計がかかる馬場になれば、勝ち味に遅い点もカバーできるだろう。
▲⑨ラヴェル
GⅠ・エリザベス女王杯②着→牡馬混合重賞のチャレンジカップ①着とここへ来て復調気配。川田騎手からの乗り替わりはマイナスだが、成績不振の間もオークス④着、京都記念⑤着などタフな条件では内容のある競馬ができていた。馬場が悪化してタフなレースになれば、激走しても不思議ではない。
上位人気が強力ではあるが、ここはGⅠの前哨戦。馬券的には穴馬の激走に期待したい局面で、穴馬○▲の激走を期待したい。
【評価を下げた上位人気馬】
☆⑧プログノーシス
前走の有馬記念は、前が残る展開×海外遠征帰り×距離不適×テン乗りの三浦騎手など、力を出し切れない要因がいくつも重なって大敗でも度外視できる。金鯱賞は2連覇中でコース相性は抜群。海外も含めてGⅠで何度も好走歴があるように実績も最上位。得意条件×相手弱化でここでも当然有力だが、気になるのはこれまで川田騎手騎乗時7-1-1-2に対して川田騎手以外の日本人騎手騎乗時は0-1-1-2と勝ち切れていない点。ゲートの問題も顕在化してきており、ポテンシャルの高さは認めても信頼度が高いとまでは言えない。
公開日時:2025/03/15 22:12