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展望:内枠差し有利なかなかの好カード。3勝クラス上位の馬が揃ったかと思います。先行馬が揃っているので、差し馬を中心視して。阪神芝1800mは内枠有利ですが、初角まで長いので、外枠が大きなマイナスにはなりません。先週はコーナーで外を回していても問題なく走れていた馬が目立ちました。枠の有利不利はあまりないでしょう。ヒモ荒れが狙えるメンバー構成だと見ました。
◎11.サブマリーナ前走はほぼ負けないだろうと自信を持って本命を打ちましたが、京都芝2200mらしくスロー、否、超スローペースに。後半3Fだけの競馬になってしまい、差せない展開に。それにしても脚を使えていませんでしたが、鞍上は「3角では内にモタれ、4角ではモタつきました」と述べていました。前々走も超スローの後半3Fだけの競馬。こちらは次点に1.0秒差も付けるダントツの上がりを使って4馬身ぶっ千切りました。3走前・神戸新聞杯は出走取消になりましたが、出ていれば、本命候補だった馬。4走前・あずさ賞のパフォーマンスが異次元。1.58.0の超好時計で勝ったというのに、L2が11.4-11.0というかなり速い加速&余力ラップに。終い10秒台で差し切っているだけに、この好時計で走りながらもまだ余力は十分でした。世代屈指のハイレベル戦になったつばき賞は出遅れて後方から。上がり最速で追い込み、もう少しあれば、メイショウタバルとキープカルムを差し切っていたであろう勢いでした。超好時計で走破した通り、高速馬場はプラス。まだ京都でしか走っていないので、阪神コースがカギですが、前走は上り下りのある3角でモタれていただけに、プラスに働く可能性も。スタートはいまだに遅いですが、先行馬の揃っているここなら極端なスローペースにはならないでしょう。前走で負けたことで多少、オッズは甘くなるはず。相手も強力ですが、G1級だと思っている馬なので突破してもらわなければ困ります。
○4.ガイアメンテ前走は5F通過62.6秒の超スロー。出負け気味に出て後方から。位置取り的にかなり厳しい展開になりました。3.4角ではかなりの大外へ。それでもまとめて呑み込むかの勢いでしたが、逃げ馬がL2を11.2-11.4の余力ラップでまとめてはお手上げでした。前々走は3番枠。川田将雅騎手が上手く先行させて2番手へ。前のタッチウッドに届かないどころか、離されてしまいましたが、2着は死守しました。3走前は不良馬場で上がり33.7秒をマークするという、かなり高いパフォーマンス。道悪巧者なのは間違いないでしょうが、良馬場でも速い上がりを使える馬。今回は行く馬が多いので、川田将雅騎手も前々走のように出しては行かないでしょう。差す競馬に回れば、サブマリーナとセットで来ると見て相手本線に。
相手は三連単で手広く流します。
☆1.ラヴァンダ:前走はノメったという話。馬場が敗因でしょう。前々走・秋華賞は大健闘の4着。上がりが使えないタイプなので、ここで上位人気ではあまり手を出したくありませんが、最内枠はプラス。2.3着なら。☆2.ナムラエイハブ:前走は重馬場でかなり上がりが掛かり、差し馬台頭のレースに。逃げ切ったのは評価。1勝クラス勝ちは逃げて超スローペースに。極限の上がり勝負を制しました。逃げて33.2秒でまとめられては後続成す術なし。道悪を苦にしないので、道悪ベターでしょうが、良馬場でも33秒台の上がりを使えます。デイリー杯4着。阪神でも勝っており、1800mも守備範囲。☆3.マテンロウアレス:長期休養明け。騎手騎乗で一杯に追って終い12.0秒掛かっているというのは怪しいですが、ハイペースでも粘れる側の馬で。☆5.コスモサガルマータ:前走から嘉藤貴行厩舎に転厩。以前の厩舎がワンターン向きだと言っていて、実際にツーターンコースだと結果が出ていません。阪神芝1800mは紫菊賞で強い競馬をしているだけにプラス。ヴィクトワールピサ産駒で早熟だった感は否めませんが、敢えて転厩したということは、ビッグレッドファーム側としてももっと結果を求めているのかもしれません。☆8.バッデレイト:速い上がりを使えないタイプ。やや速いペースを先行する形が良さそう。前々走・神戸新聞杯もそう差はなくて。3走前は5着以下を4馬身離しており、上位を3歳馬が独占しました。決め手不足感はあるものの、重賞でもそれなりにやれているだけに。☆9.ニューステソーロ:前走案外も陣営は「ひと叩きされて良化中」という話。前走は5F通過58.2秒のハイペースになってしまい、展開も不利。対抗を打っていただけに評価している馬。☆10.スイープアワーズ:若い時は評価していませんでしたが、徐々に速い上がりを使えるように。晩成型だったか。4走前のスマートワイス(3勝クラス4着のある馬)の2着を評価しています。ハナ差まで追い詰めていて、ここまで強くなったのかと思わせる好内容。当時と同じ坂井瑠星騎手騎乗で。☆12.ルシフェル:外枠不利だった阪神JFで6着。3走前は距離不向きを懸念したくらいなので、余力ラップで勝利した1800mはプラスになりそうで。☆14.マラキナイア:2勝クラス勝ちはL5が57.8秒の余力ラップ戦。1.45.6の好時計で勝利。2.3着馬も力ある馬でした。出遅れた前々走の大敗が謎でしたが、前走で0.4秒差6着。この前走も好メンバーが揃っていました。☆15.プッシュオン:2勝クラス勝ちはL5が57.6秒で、L2が11.3-11.2の加速&余力ラップ。高く評価していたレースで、2着ウインオーディンも3勝クラスで頑張っています。前走上がり最速で、0.1秒差。叩き2走目で状態上向きという話。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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