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展望:外枠差し有利
◎8.ラブミーナッソーラブミーナッソーの新馬戦のL2は12.4-11.9の加速&余力ラップ。当時のタフな京都ダートで終い11.9秒を出せるのは相当な素質を持っているように思います。スタートを決めて楽に先行。手応え良く直線を迎えると、外から2.3着馬が迫ってきましたが、終い11.9秒でまとめてクビ差斥けました。2.3着馬に勢いがあるように映りましたが、11.9秒でまとめられては差せません。鞍上は「物見すると聞いてましたから、2頭に行ってもらって3番手から進めました。コントロールの良さは武器になるでしょう。今後が楽しみです」と前向きに述べていました。ここは世代限定1勝クラスとはいえ、牝馬限定戦で相手は小粒。牝馬で460キロなら馬格も及第点。一番強いと見て。
○15.オリージネアリア前走は五分に出て、少し下げて中団から。3F通過35.5秒のスローペースだったので下げたのは失敗だったように思います。直線は外からよく伸びてきましたが、L2が12.4-12.3の加速&余力ラップに。本馬も終い12.3秒ほどでまとめているように映りました。前々走の未勝利勝ちはL2が12.8-12.8の持続ラップ。外枠から五分に出て中団前目から。3.4角で一番外を回されるロスがありましたが、しぶとく伸びて差し切り。最後は追い込んできた2着馬と同じ脚色で伸びて、交わさせる様子はありませんでした。陣営は「前走は外枠が応えましたが、昇級戦としては悪くない内容。通じてきそうです」と述べています。今回、阪神ならもう少し流れそうなので、差し脚が生きそう。馬格がない点、前走でマイナス12キロと減らしたのが気がかり。
▲13.ユウェンタース前走は名古屋の交流戦。他の中央馬の力量がイマイチだったのは確かですが、6馬身差の圧勝でした。スタートを決めて好位で流れに乗り、追い出すと最後まで後続を突き放す格の違いを見せました。陣営も「前走はグングン伸びてゴール。まだまだ余力があった」と述べています。1.36.4で通用するかどうかがカギ。昨年、名古屋を使って中央1勝クラスを勝利した馬の時計を調べました。
レアンダー:交流戦を1.36.3(重)で大差勝ち。次走大敗もその後1勝クラス、2勝クラスを連勝。サイドキック:名古屋で2度走り、1.35.9(重)、1.35.7(良)で楽勝。中央再転入の1勝クラスは楽勝。2勝クラスでも通用するであろう水準。ウィズザドリーム:名古屋で2度走り、1.36.5(稍重)、1.35.9(良)でともに楽勝。1勝クラスは相手小粒も2番人気で勝利。
細かい馬場差などはあれども、通用して全く不思議ない水準にあります。追い切りで全く動いていないのはいつも通り。前々走時には陣営が「元気はあるけど、まだ時間がかかりそうだね」と述べていました。使っての上積み面も見込めるでしょう。今回、陣営は「揉まれず外めをスムーズなら」と述べています。13番枠ならその理想は叶いそうです。一発狙います。
他の人気想定馬。3.カロローザ:前走・春菜賞は促してハナへ。3F通過34.8秒は東京芝1400mとしては流れた方。しぶとく粘っていましたが、残り100mで大きく失速。ゲートに課題があるそうで、この前走は「枠内駐立不良(突進)」で制裁を食らっています。前々走と新馬戦はやや出負け気味のスタート。前々走は枠入り不良で、調教再審査を食らっています。二の脚の速い馬ですが、ゲートが悪い馬の内枠は不安。ナダル産駒の初ダートということで過剰に売れるのは間違いないでしょう。半信半疑といったところで。10.ベルギューン:前走のL2は12.5-12.9。スタート良くハナに立ち、その後、主張する馬がいて2番手に。直線はほぼ追わず、ただ勝てば良いという騎乗で楽勝。見た目のラップや時計以上には走れそうですが、数字の担保がなさすぎて。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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