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展望:外枠先行有利
◎12.フレーズボンボン新馬戦は出遅れ。二の脚を利かせて中団へ。600m通過36.1秒のSペースではありましたが、優秀なのはL2の12.5-12.0。加速&余力ラップで、昨年、出世レースとなったジョーローリットの新馬戦を彷彿とさせるラップになりました。本馬はレースセンスが良く、出遅れを除けば、その後、どんどんと位置を押し上げて3角では前を射程圏に入れていました。一列前にいたトニケンサンバにクビ差届きませんでしたが、トニケンサンバは次走、好メンバーの揃った東京ダート1400mで7番人気3着に好走したくらいの実力馬。これでハイレベル戦だという確信を深めました。4着馬も次走で勝ち上がり。3着馬はその後、謎に控える競馬をして負けています。フレーズボンボンも未勝利は勝てる水準にあるはず。前走は出遅れ。3F通過34.0秒のハイペースの中、少しリカバリーに脚を使い過ぎた感も。それでも直線全く伸びず失速したのは不可解ですが、2ヶ月半休ませた効果に期待します。菅原明良騎手も脚を溜めてくれそうなのでプラス。なお、追い切りは遅れが目立っていて、決して良いとは言えません。それでも最終追い切りは南Wで終い11.9秒を馬なりでマークしているなら悪くはないでしょう。9本乗り込んできたのも好印象。人気想定のシュレンは、未勝利は勝てるだろうなというラップや時計。フレーズボンボンに関しては未勝利のみならず、1勝クラスや更に上でも期待したくなる器です。前走の大敗で人気落ちなら妙味あり。前走も単勝一点を推奨しましたが、今回も単勝を推奨します。
他の人気想定馬。1.エテオクロス:1.2戦目は1800m。共にハイペースで逃げて、あまりにも早く止まっているので1200mに短縮するのはプラスでしょう。ただ、1200mに短縮して逃げられそうな行き脚はないように映ります。最内枠も不利で。8.シュレン:1400mの前走のL2は12.3-12.5。上がりの掛かっていた週ということを踏まえれば水準級。逃げ切った馬との差を詰めています。前々走は五分に出て中団から。3F通過33.9秒のハイペースで、十分に届く展開だったと言えるでしょう。L2は12.6-13.4と前が失速してくれましたが、届かず2着まで。3走前はほぼ五分に出て中団から。3F通過34.0秒で、L2が12.7-13.5。2.3走前は脚を使える馬なら届くレースでしたが、本馬が2戦続けて上がり37.7秒しか使えないから届かないのです。ダート未勝利で前残りが多くなるのは、差すために必要な上がりを使える馬が少ないから、という理由がありますが、本馬はまさにそうで。14.ウフドゥウフ:前走はL2が12.2-12.2の持続&余力ラップ。外枠から中団付近へ。直線、一旦は先頭に立ちそうな場面がありましたが、内の2着馬を最後まで捉えきれず。勝ったショウナンヤッホーは一枚上の馬です。前々走は4F通過48.3秒での逃げを打ちましたが、直線では残り300mほどで捕まりました。鞍上は「距離は長かったかもしれません」と述べていました。新馬戦はL2が11.7-11.7の持続&余力ラップだったスナッピードレッサ戦。レベルが高いとはいってもあくまで勝ち馬が別格だっただけ。上がり35.4秒を使ったスナッピードレッサに対して、こちらは37.2秒。大差負けでは……。1200mが合う可能性はあるので相手としてなら。ここが初戦のケイツーレウは陣営弱気。追い切りも動いていません。芝を使ってきた馬の変わり身が一番怖い印象を抱いています。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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