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Mペース想定:外枠有利・差し有利12月から京都ダートはタフで、差しの決まりやすい馬場が継続しています。日曜は道悪でしょうが、先週は稍重になってもタフな馬場のままでした。京都ダートは時計の出方がイマイチ安定しておらず、少なくとも道悪になっても高速化しにくいのが特徴。テンの遅いメイショウカシワデが最内枠。モズバンディッドやシャドウルパン、インジケーターなどに被される危険性が高い。差し有利になると見て。
◎7.ギマール出世レースのテーオーパスワード戦で6着だった馬。2戦目は順当勝ち。テーオーパスワード戦で5着だったパカーランを3着に下しての勝利です。3戦目は初ブリンカー。1000m通過62.1秒と流れた中、馬なりで後方から。3.4角で外をマクって進出。しぶとく伸びて3着。ここでもパカーランに先着しています。なお、パカーランは現在、1勝クラスで5戦連続馬券に絡んでいる馬。前走は行きっぷりが良く、インの好位。1000m通過62.2秒と前に楽ではないペース。4角で2番手に浮上。あとは前を交わすだけ、という形でしたが、逃げていたレアンダーが隠れた実力馬で届かず。2着なら上々です。8ヶ月ぶりの今回は陣営が「体調が整わず休養が長引いた。調教より実戦でいいタイプだけど、多少の割引は必要かも」と控えめな発言。ただ、このメンバーならパフォーマンスを落としたとしても崩れそうにありません。休んでの成長も見込める4歳馬で。
○5.アイファーキャップまだ未勝利の身ですが、速い上がりを使えない分、バテないのが強みです。前走は2400mはまず合うと考えていました。2400mの割に大きく緩むところがなかったレースで、時計的にもハイレベル戦になりました。五分に出て馬なりで中団待機。2周目向正面付近から進出していき、最後まで伸びていますが、勝ち馬が強すぎました。前々走は1000m通過63.9秒のSペース。後方から。この手の展開になると速い上がりが必要になるので、差して来られません。38.9秒なら自分なりの上がりを使っています。3走前は最内枠から控えて後方。1000m通過62.7秒と平均的に流れて差しも届く展開に。インをロスなく回り、直線で外に切り返すとしぶとく伸びて4着に浮上。上がり38.5秒で、このくらいの上がりで安定している馬。デビュー初期はスタートも悪く後方一手でしたが、今では追走力もマシになってきています。コーナー角の緩い京都なら自分から動いていけます。4走前は1000m通過61.3秒のHペース。3.4角で進出していき、伸びては来ましたが、5着まで。当時、相手小粒でしたが、今回も小粒。相手なりに走れるので、少頭数で人気馬が脱落しそうなここはチャンスがありそうです。
▲10.キタサンシデン後方一手で展開に左右されるタイプですが、1勝クラスで通用の目処は立っています。むしろ、このメンバーなら上の力があるはずです。道悪巧者。ここ2戦はあまりに走れていませんが、良馬場だったので、今回、道悪で変わってくる可能性は高い。重馬場の5走前は、直線入口ではとても前には届かないだろう位置。1頭別次元の末脚で3着に浮上。不良馬場の7走前は出遅れて後方から。ここも終いの伸びが際立っており、前残りの中、3着に浮上。上がり36.2秒は速い。ここ2戦が負け過ぎですが、状態に変わりはないという話。巻き返しても。
△8.サーティファイド陣営は「リフレッシュされていい状態。中京だといつも置かれてしまう」と述べています。コーナー角のキツイコースよりも、マクりやすいコースの方が合うのでしょう。京都ダートでは5度走って4回が掲示板に入っています。11走前が特に優秀。600m通過が35.4秒で、その後に大きく緩み、L2が12.7-11.9の加速&余力ラップに。差し馬向きのラップです。ほぼ最後方から、3.4コーナーでかなりの外をマクリ気味に進出。ハギノサステナブルに並びかけましたが、差し返されて2着まで。終い11.9秒だから本馬も伸びています。ハギノサステナブルがより伸びたというだけ。上がり37秒台は使える馬。4走前は時計的にも上々です。マクリの上手い丹内祐次騎手も上手く乗ってくれそうです。
他の人気想定馬。1.メイショウカシワデ:逃げればしぶといものの、テンがあまり速くなく、逃げるのに苦労することが多かった馬。前走はSペースだったというのに、すぐに他馬に前に入られてしまいました。すぐ外の2頭に被される可能性があり、脆さを露呈しそう。差しの利きやすい今の京都ダートで粘れるかどうか。いずれ1勝クラスは勝てそうですが……。2.モズバンディッド:こちらがメイショウカシワデのハナを叩いて逃げそう。前走は1000m通過61.4秒のHペースで逃げました。L3は13.4-13.2-13.5と完全にバテていますが、それでも後続も脚を失って5着。相手が弱いからこその5着で、上がりは41.0秒も掛かりました。2着だった7走前が重馬場の京都ダート1800m戦。1000m通過62.4秒で逃げましたが、ここもL2は13.1-13.4と失速。先行力が戻ってきたのは良いものの、逃げても捕まりそうな馬場が予想されて。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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