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Sペース想定:内枠有利・先行有利今の東京Dコースは内枠先行圧倒的有利。差すにしても内枠からでなければ厳しいと言えます。ここは何のひねりもない予想になりますが、素直に予想することは重要です。
◎1.アドマイヤマツリアドマイヤマツリはデビュー初期はあまり評価していませんが、近走内容は本物のそれ。3走前の未勝利勝ちは1000m通過61.3秒のSペース。L2を11.2-11.1の加速&余力ラップに。外枠で外を回されたロスが響いていましたが、この速いラップの中、外から2着馬をハナ差捕まえました。続く1勝クラスは1000m通過60.4秒とペースが流れた中、中団から。ここも外を回されるロスがありながら、最後は外からフォルラニーニを差し切り。L5を58.1秒の余力ラップでまとめて豪快に差し切りました。他馬の脚色が同じになっていた中、本馬だけは最後まで脚色がしっかりしていました。1.46.4も好時計。前走は2000m。外枠からスンナリと先行。1000m通過60.8秒でしたが、ペースアップが遅く、L2が11.1-11.3。こちらに関しては他馬よりも展開に恵まれていますが、高い先行力があるから恵まれやすいのも確か。今の馬場なら内枠からロスなく先行する形がベスト。その点、最内枠は絶好枠だと言えるでしょう。ロスなく回り、あとは前の馬を捕まえるだけ。
○2.ニューステソーロ前走は内枠から良いスタートを切りましたが、抑えると外から被されて中団辺りまで下がりました。直線全く伸びず、現状、溜めても味が出ないようです。前走の反省を踏まえて今回はしっかりと出してくるはず。前々走は1000m通過62.6秒のSペースを先行。L5は58.1秒の余力ラップで差し切り勝ち。ただ、2000mよりも1800mの方が高いパフォーマンスを出しているように思います。3走前は1000m通過59.2秒のHペースを2番手から。直線は他の先行馬が失速していき、いっときは4馬身差ほどリードを築きました。差し馬が2着に浮上して2馬身半差でしたが、近い位置にいたテリオスサラには4馬身という決定的な差を付けました。4走前はカニキュルの勝った超ハイレベル戦。1000m通過59.8秒とペースが流れながらもL2が11.1-11.3と速くなりました。このペースで逃げて速い上がりでまとめるのは厳しい。1.45.7で走破しているだけに能力は高いと言えます。2000mよりも1800m向き。1000m通過60秒を切るくらいのペースで飛ばしても速い時計でまとめられる実力馬。
他の人気想定馬。10.ライトバック:前走は12月の京都で、先行馬有利の馬場でした。出遅れて最後方から。相変わらず折り合いが難しく、終始、力んでいました。3角では抑えきれずに進出。伸びてはいますが、上がり33.7秒では前との差が埋まりませんでした。前々走は放馬で除外。桜花賞とオークスの3着馬なので力が高いのは当然ですが、外枠の差し馬が届く馬場ではなさそうで。折り合いに専念してきた馬なので、今更、位置を取りに行く競馬はしないでしょう。11.キュクヌス:速い上がりを使えないということを理由に前走は嫌いましたが、2番手から運び、上がり34.6秒で押し切れる展開・メンバーになりました。Sペースで展開が向いて、逃げ馬を交わすだけの競馬。前々走はペースアップが遅く、外を回すと間に合わない展開に。内を突いた本馬は恵まれたと言えます。位置を取れるのはプラスですが、東京向きではないでしょう。13.カナテープ:前走は五分に出て中団待機。先行有利の馬場で差しの届くレースになりませんでした。ライトバックにクビ差先着。ライトバック同様、外枠の差し馬が来る馬場・展開にはならないはずで。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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