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Mペース想定：外枠有利・先行有利
先週の京都は開幕週ながら外枠が優勢。先行馬有利で、昨年までとあまり傾向が変わっていなかったように思います。通常なら内枠先行有利な京都内回り1600ｍでも、外枠優勢と見て。

◎12.アメリータ
前走はインの3番手。
先行有利の馬場ということを意識した騎手らがこぞって出していったことで800ｍ通過46.7秒のHペースに。少し止まりすぎな感はありますが、展開不利での1.2秒差9着なら及第点。牡馬相手でもありました。
前々走は800ｍ通過49.3秒の超Sペースで逃げて、L2は11.2-11.3の余力ラップ。0.5秒離されており、あまり速い上がりを使えるタイプではないようです。
3走前はブリンカー着用が裏目に出たという話。押して位置を取りに行きましたが、内の馬と並走。内の馬もこの馬も引っかかり気味になり、600ｍ通過35.2秒という数字以上に負荷が高かったようです。4角でフラフラして位置を下げるとそのまま失速しました。ブリンカーを外した前々走で巻き返したので度外視。
4走前は800ｍ通過47.0秒での逃げ。楽にハナを奪っており、テンは速い。2頭に交わされましたが、3着確保。1.34.5も優秀です。この時、12番人気でしたが、新馬戦がハイレベルだったエイシンワンド戦で、ハイファイスピード（現1勝クラス）と同タイムの4着でした。それなりにやれるだろうと思っていた馬。何故か人気にならない馬ですが、牝馬同士の未勝利戦なら力は上です。

○15.ルクスジニア
前走は800ｍ通過46.9秒の逃げで、これは中京マイルとしては流れた方。上位は差し馬が独占した中、逃げて2着なら立派です。
前々走は800ｍ通過47.2秒のMペース。坂の下りで動いて、4角で早めに先頭に。勝ち馬の決め手に屈しましたが、3着には3馬身差の決定的な差を付けています。
新馬戦はエリカエクスプレスの勝ったハイレベル戦。当時の馬場で1.35.1で走破しているなら十分に速い水準。スタート一息も、二の脚が速く好位へ。最後はエリカエクスプレスと同じ脚色になりましたが、2着なら立派。
3戦全て高い水準でまとめています。相手として信頼して良いでしょう。

▲16.ヴァイスクレー
前走は800ｍ通過48.1秒のSペースを2番手先行。上手く乗れていましたが、ここがデビューだった勝ち馬が強すぎました。
前々走はL2が11.1-11.5の余力ラップ戦。内枠からすんなり逃げて1000ｍ通過62.3秒のSペース。逃げ切り寸前でしたが、勝ち馬の決め手にやれれてしまいました。
新馬戦は出遅れただけ。
余力ラップ戦で僅差負け経験があるのは本馬のみ。決め手を生かして。

他の人気想定馬。
1.インヴォーグ：新馬戦は押して2番手。800ｍ通過48.4秒は超Sペース。L2は11.5-11.5の持続ラップでしたが、当時の高速馬場で余力ラップにならなかったのはレベル的に疑問が残ります。0.3秒差2着でも完全な前残り戦で恵まれたのは確か。今回は関西圏。川田将雅騎手が乗りますが、福永祐一厩舎ということで、力ない馬の騎乗も引き受けた可能性が高くて。
8.ベビーズブレス：新馬戦は800ｍ通過48.2秒のSペース。L2は11.4-11.7と平凡で、レースレベルは低かったはずです。五分に出て先行。最後は差してきて2着に浮上しましたが、レースレベルの低さを嫌います。
9.ウインロゼライト：新馬戦は大きく出遅れて最後方から。800ｍ通過50.6秒は超Sペースで、リカバリーも容易でした。3.4角では大外を回して2着に浮上。L2は11.5-11.3の余力ラップ。本馬の終いも11.3秒前後だったと思われます。出遅れながら差してきたことで人気になりそうですが、中間の4度のゲート練習では14秒前後掛かっており、今回も位置は取れなそう。上がり34.0秒は特別優秀という訳でもなく、新馬戦は相手も小粒だったのでしょう。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。