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中京芝の短距離戦は内有利になりやすいのが最近の開催のデフォルト。土曜日もマイル以下のレースでは内枠の馬か、外枠でも前に行った馬の好走が多かった。また、力のいる馬場でパワータイプの馬が上位に走っていたのも押さえておきたい。

この馬場傾向と各馬の能力、適性を考えると、穴馬の本命は◎フルメタルボディー。気性的に難しいところがあり、ゲートを苦手としていた時期もあったが、今はなんとか我慢を覚えてきて、それが一連の好走につながっている。走りはいかにも持続力タイプでダートの寒椿賞で3着の実績があるのも頷けるものだが、近走は好スタートからスムースに先行、抜け出す競馬が板についてきて、同馬の持ち味である持続力とダートも走れるパワーが活かせるようになってきた。

前走は久々の出遅れで終わったと思いきや、いつもと違う後方からのレースでも気持ちを切らさずに走って、終いはメンバー中2位の上がりをマーク。普通にスタートを決めていれば、勝ち負けになっていたと確信するに十分な走りを見せた。今回もスタートが鍵にはなるが、調教からこの馬に競馬を教え込んでいる吉村騎手の手腕に期待しつつ、勝ち負けまで期待したい。