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中山11R AJCC（GⅡ）

◎8 ダノンデサイル
〇2 レーベンスティール
▲11 マテンロウレオ
△1,6,9,13,15,18

【先行負荷大・差し負荷大】（消耗戦ゾーン）

　平成以降初のフルゲートで行われるAJCC。例年スロー進行の後半5F戦になるレースだが、今の中山芝の高速感と外枠に先手を主張した馬が並んだ枠並びから、例年比で巡行ペースが上がりやすい状況になるだろう。ただ、ペースが上がっても上がり差が出にくい馬場で後半に賭ける馬だと踏み遅れてしまう可能性が高いので、流れに乗せて押し切る立ち回りが見込める馬を中心視したい。

【評価馬】

　流れに乗せて押し切る立ち回りが見込める馬
→レーベンスティール、ダノンデサイル、マテンロウレオ

【軽視馬】

　外捲り差しの逆行競馬を強いられる可能性が高い馬
→ビザンチンドリーム、コスモキュランダ（一応3着付けの3連単は抑える）

◎8 ダノンデサイル

　冷静に考えて、このメンバーの中にダービーを歴史的な後半5Fの時計を踏んで勝ち切り、有馬記念で風による不運な立ち回りとなりながらも3着にまとめられるだけの馬がいるのか問題だが、無論そのような存在などいないだろう。ひと昔前なら一本被り濃厚とも呼べる戦績にも関わらず、状態面不安、乗り替わり等々あらゆる面のネガ要素が集まり、現在レーベンスティールと人気を分けあっている状況。加えて、前日から未明にかけてコスモキュランダのオッズ集中まで想定されることを考えれば、全ての不安要素を許容してでもダノンデサイルを素直に本命視する価値があると感じる。枠並び的にも順行競馬が見込める状況になったので、勝ち切るシーン濃厚とみて期待したい。

〇2 レーベンスティール

　再現性に乏しい秋開催の中山芝2200 mを2度制しているというプロフィールが嫌だが、巡行ペースが上がりやすい状況で内枠を引かれてしまうと、流石に印を回さざるを得ない。ダノンデサイル比較でみた時に期待値は薄いと感じる中で、それ以上に狙う価値が低いと感じてしまうコスモキュランダと人気を分け合うなら評価ラインに入る。立ち回り性能の巧さを武器としている馬も外寄りの枠を引いた状況なら、無難に上位争いに入ってくるとみた。

▲11 マテンロウレオ

　できればもう少し内寄りの枠が欲しかったとはいえ、このポジション確保力が乏しいメンバー構成の中なら、楽に好位に張り付くこと自体は可能。この枠からだと頭のイメージは相当薄くなってしまったが、巡行ペースが上がる中で立ち回り差し競馬が見込める状況なら侮れない。

△1,6,9,13,15,18

　3連単紐候補。

【WIN5オススメ馬】

2．レーベンスティール

　 インベタ好位追走から抜け出す王道競馬で勝ち切る可能性も十分。ダノンデサイル1頭突破でもよいが、コスモキュランダが頭を引ける世界線が限りなく低いとみている以上、ダノンデサイルがこけた時の保険として入れる価値はあるとみた。

8．ダノンデサイル

　普通に勝ち切る世界線を強くイメージしているので、絞るなら一点で突破を狙ってもよいと言えるレベルで期待したい。