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※著書「有利な馬がすぐわかる 競馬場コース事典」引用

想定されるバイアス

・コース＆馬場：内有利

・展開：ハイペース

・決着時計：速い

→ハイペース想定だが、速い時計決着が想定されるので、追走出来ない差し追い込み馬、ロスのある外枠差し馬は割引。前が飛ばす流れになれば、後続の先行〜好位集団に恩恵アリ、狙いは内枠中心にロスなく立ち回れる馬。

◎　2アルナシーム

気性的な課題を持つ小回り内枠巧者。条件が揃ったとはいえ、中京記念ではエピファニーに勝ち切るレベルで、能力の上限値は高く評価している。

近走は合わない東京マイルの上り勝負（富士S）や、京都は〇だが時計決着に阻まれたマイルCSなど向かない条件が続いていたが、今回得意の内回りに替わるのはプラス要素。

例年よりも速い馬場状態に加え、クリスマスパレードやホウオウビスケッツが主張すればペースは流れるので、気性的にも歓迎。

〇　15クリスマスパレード

中山巧者で同舞台の紫苑Sでは、ミアネーロやボンドガール相手にレコードで押し切っただけの実績あり。

気性的にブレーキを掛けたり、馬群で脚を溜める競馬だと全く力を出し切れず終わるようなタイプなので、淡々と速いペースを刻んだ方が高いパフォーマンスを発揮できる。

その点、高速馬場に近い馬場状態はこの馬にとってプラスに働く。

また、紫苑Sは前半ハイペースの負荷を受けながらの勝ち切り、秋華賞も前半ハイペースの負荷を受けながら0.5秒5着と、どちらも負荷やバイアス不利を受けながらの内容で、能力の高さを評価できる内容。

今回初めて古馬と対峙するが、条件は合うので、レース運び次第だが出し切れれば勝ち負けレベルにある。

▲　3パラレルヴィジョン

中山マイルを２連勝しているが、過去に時計を要した初富士Sでスルーセブンシーズと0.2秒差の実績あり。4角外のロスがなければ、まだ着差を詰められていた内容だけに、2000mへの延長は対応可能。

東京の上り勝負向きでないので、東京から中山への舞台替わりはプラス要素で、マイルの追走経験は今回の高速決着にも活かせる。

ただし、夏負けにより必要以上に出来落ちしていたとのことで、どこまで戻しているかは鍵となる。

☆　4ジェイパームス

ジャスタウェイ産駒らしくペースアップは問題ないタイプで、ロスなく運べる内枠も歓迎。

高速馬場の東京でドクタードリトルを破って昇級しているだけあって、もともとの能力値は高く評価しており、去勢明け3戦目の上昇度やハンデ込みで巻き返しに期待。

△　5.7.18