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◎ジョバンニ
今年はお互いの対戦経験がない馬が多く能力比較が難しい印象だが、現時点でクラシックの主役を張れると目しているのがこの馬を連続で負かしたエリキング。
残念ながら骨折で今年は大きいところを使えなかったが、春に間に合えばダービー最有力候補と見ている。
そのエリキングが不在の今回は、あの馬に異なる競馬で２戦連続僅差まで迫ったこの馬を高く評価したい。
２走前の野路菊ステークスでは力の差を感じる内容だったが、前走の京都２歳ステークスでは出負けしたうえに直線ではエリキングに外に振られて減速する場面もあった。
それでも瞬時に再加速してゴール前での脚色はほぼ互角だったので、同じ僅差でも内容的には遥かに上だったし、使うごとに着実な成長も感じる。
デビュー戦では小回りに対応して新馬らしからぬ機動力を発揮しており、レースセンスと脚力はかなりのものを持っている。
若駒らしくまだフワフワした走りをしているように見えるが、ポジティブに捉えればタッチの軽い走りとも取れる。
姉のセキトバイーストはクラシック路線に乗ることができたので、ゲートやフットワークなどに成長の余地を残しながらもこれだけ走れるなら血統的にも期待は大きい。
多頭数の最内枠はこの馬にとって歓迎ではないと思うが、二の脚の速さと自在性の高さでカバーできるはず。
しっかりスタートを決めてロスなく運べれば頭まであっていい。
◯クロワデュノール
前走の東京スポーツ杯２歳ステークスは５ヶ月以上間隔が空いていたとはいえ、前走比でプラス２４キロの馬体には流石に少し太め感があった。
それでも瞬発力勝負に対応してきっちり前を捉え切った走りからは着差以上の強さと貫禄を感じた。
オープンの中でも水準以上のスタートセンスを持っているし、前に壁が作れない状況になっても折り合える操縦性の高さも魅力。
全身を使った無駄の少ない走りができている点からも、これといった弱点がない総合力の高い馬という印象。
まだ今回がキャリア３戦目だが、２戦目で出世レースの東スポ杯を完勝する辺りかなりの器であるのは間違いないと思う。
▲アスクシュタイン
前走の札幌２歳ステークスは上位馬がその後もオープンで好走しており、２着馬は阪神ジュベナイルフィリーズを完勝したレベルの高いメンバー構成だった。
この馬自身は重賞でもハナを切るスピードを見せたが、後続から早めにプレッシャーをかけられたことや重馬場が影響してか、直線の入り口ではすでに手応えがなかった。
今回はG�気任気蕕冒蠎蠅篭�化されるが、中枠の偶数番を引けたし良馬場で競馬ができそうな点では条件が好転する。
さらには確たる逃げ馬が不在なので緩めのペースで逃げられる可能性もある。
母系が短距離寄りなので１ハロンの延長が課題だが、前走の大敗でマークが薄くなれば粘り込みがあっていい。
☆マジックサンズ
前走の札幌２歳ステークスは終始馬場の良い外を回ったとはいえ、ハイレベルなメンバーを力強い末脚で差し切った内容はまずまず優秀。
極端に早枯れするような血統ではないはずだし、成長を促す意味でも前走で賞金を加算して十分に休養できたことは大きい。
パワフルな走りをするので瞬発力を要求された時にキレ負けするリスクはあるが、鞍上の騎乗スタイルに合っている印象なので、前走のような早めに仕掛ける競馬なら侮れない。
注ジェットマグナム
２走前の大敗は心房細動なので完全に参考外。
今回と同舞台の芙蓉ステークスではきっちり巻き返しているので実質無敗と見ていい戦績ではある。
休養前よりは調教で動けるようになってきたし、馬体も前走時よりさらにひと回り成長している。
内回り向きの瞬発力と先行力を兼ね備えたレース巧者という印象なので、当舞台連戦に成長力を加味すれば好走できてもいい。
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