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波乱度☆☆☆(5段階評価)
WIN5候補順 2.10.16.12.4.8
ローテの多様化が分断を生んでいる。
予想を執筆している時点で5番人気までが赤オッズ(9.9倍以下)となっているが、夕方までは6頭だった。過去10年の朝日杯で赤オッズが5頭以上存在したのは1回のみ。ダノンプラチナが優勝した14年で1-14-3人気決着だった。ちなみに4.5着は6-9人気で他3頭の赤オッズは6着以下に沈んでいる。他の年で赤オッズだけで決まったのは3回のみ。堅いイメージがある朝日杯でも穴馬が絡む可能性の方が高い。2歳G1におけるファンの予想などその程度の精度なのだろう。ちなみに先週阪神JFは赤オッズが4頭いて全て馬券外。穴馬から入って、1頭くらいは赤オッズ絡むだろうと2列目に人気馬を置いた僕の馬券は淀の土埃と共に霧散した。どうせ人気馬だけで決まらないならば穴馬から入った方が手っ取り早いな、と小学5年生と同等の論理的思考力しかない僕は早合点してしまう。
なぜここまで赤オッズが大量生産されてしまうのか。それは一重にローテの多様化が多分に影響しているだろう。今までサウジRCやデイリー杯が準決勝的な役割を果たしてきたためそこで勝利した馬たちが1.2番人気を分け合うことが自然だった。決勝戦で敗者復活的に評価される馬や別路線からのダークホースがいても3.4番人気というところ。今年の人気馬がどうだろう。サウジ、黄菊賞、新潟2歳S、京王杯2歳S、クローバー賞の1着馬たちだ。地方予選会多くないですか?今まで東京/大阪で準決勝を行った後に決勝って聞いてましたけど?今年は札幌、名古屋、福岡でも準決勝あるんですか?的な話だ。
レース解析を飛ばして単純化するとその競走で1着だった馬が1番強い。しかし1番強い馬が5頭でてきているから困っている。そして競馬ファンが百家争鳴に意見をぶつけ合うことでそれぞれ買われて赤オッズ大量発生。ただし、それぞれのレースの1着が強いわけじゃなくて、東京予選2位通過の人が大阪の1位よりも強いことなんて往々にしてあり得るから赤オッズ(1位の馬たち)だけで決まらない。
うん、一気に書いたけどなんか整理されてきた気がするのは僕だけでしょうか。各々強いからその予選会を勝ってきたわけだけれども、他の予選会のレベルを正確にジャッジできる訳ではないから毎年ちょっと紛れる。先週のJFは札幌2歳で牡馬相手に2着(実質牝馬では1位通過)のアルマと紫菊賞、萩Sとそれぞれ注目されていなかった予選会を勝ち上がってきた2頭の決着だ。結局みんな好走馬は予選1位通過と言っていい。朝日杯過去10年で馬券内21頭が前走1着であるように、敗者復活組を軸に据えるよりはどこでも良いから予選を勝ち上がってきた馬を評価してあげたい。
前走1着且つ10倍以上の黒オッズはアドマイヤズームとランスオブカオスのみ。
穴馬から入るなら2択に絞れる簡単なレースだった。
◎ 2 アドマイヤズーム
予選会は2戦で15頭+14頭で29頭。キャリア2戦の中では最多。激戦の予選会勝ち上がってきた説ある。
まああとは実際難しいので自分の追い切り診断を重視して評価していく。
・初戦は他馬と接触ありリズム崩した中での敗戦
・前走はメンバー揃った中で3馬身差は能力の証
・同条件1分33秒台走破は近2年9頭で該当4レースのみ
・イフェイオンやザナドゥの活躍から重賞級の評価妥当
→未勝利戦の内容から重賞組に遜色ない
・最終追い自己ベスト更新で3戦目にして最高潮
・過去10年友道厩舎 は(2-0-1-2) と好走率高い
→この舞台へ向けて常勝厩舎の仕上げ万全
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