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アメリカから参戦してきたメイデイレディを含め、4頭が単勝10倍を切るオッズになっているが、出走メンバーを見渡しても、この4頭が抜けた存在ではなく、かなりの混戦とみる。
特に1番人気に推されているブラウンラチェットは前走のアルテミスSが高速馬場、スローペースの好位とかなり恵まれた感のあるレース内容で、追走ペースが速くなるここでは安心して軸を任せられる存在とまでは言い難い。

そこで本命に推したのがアルマヴェローチェ。前走は重馬場の札幌2歳Sを2着に好走。今年の札幌2歳Sはかなりタフな流れでレースレベルが高く、牡馬マジックサンズとファイアンクランツに割って入った実力は高く評価できるものだった。
また血統的にも、今年の秋の京都芝はハービンジャーを持っている馬の好走が目立っており、母父ダイワメジャーは当レースの御用達血統でもある。能力、血統適性から好走の可能性は高いだろう。

対抗にはショウナンザナドゥ。ハイレベルだった新馬戦を惜敗すると、次の未勝利戦は能力を見せつける楽勝劇。また前走のアルテミスSはブラウンラチェットの3着に敗れたものの、完璧にスムーズだったブラウンラチェットに対して、こちらは外を回らされるロスも大きく、展開も不向き。それでも最後は差を詰めてきており、休み明け、初の関東輸送などの条件も加味すれば、逆転は可能だろう。2歳重賞で完成度を補完するアメリカ色の強い血統構成も好材料だ。