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展望:Mペース想定:外枠有利・差し有利金曜の中京ダートの含水率は4.8%の乾いたダート。先週の土日は良馬場とはいえ、含水率がやや高めでした。冬馬のタフなダート&差しの利きやすい1900m。中京ダート1800mから100m延びただけですが、この前半100mが下り坂で、ハイペースを演出しやすくなります。逃げ・先行馬自体は少ないですが、差しが利く可能性が高いと見て。
◎3.ダノンタイムリー前走は芝ですが、1勝クラスに格上挑戦。スタートでアオって最後方から。道中、他馬が位置を押し上げていく中、本馬は動かず離れた最後方に。1000m通過59.1秒のHペースだったものの、あまりにも後ろだったので諦めました。3走前が東京ダート2100mの未勝利戦。ここもアオって最後方から。その後、離れた最後方に待機。残り800m付近から進出した上で、上がり最速の36.8秒をマークしました。この馬は私が3度重い印を回している通り、高く評価している馬。また、地方に移籍しなかったことから、陣営もまともなら1勝クラスでやれるという手応えを掴んでいるのでしょう。鞍上に岩田望来騎手を配してきたことからも期待度の高さが伺えます。また、今回は初ブリンカー。陣営は「ブリンカー着用で気が入ってきました。スタミナはあり、前が止まる展開なら」と述べています。前々走もアオっており、これが癖になっていそうな点は歓迎できませんが、ブリンカー効果&岩田望来騎手騎乗で、これまでのような最後方ポツンはないでしょう。一発はあり得ると見て。
※単複で勝負しますが、以下、印も回しておきます。
○2.レイワサンサンレイワサンサンの前走は逃げ・先行馬ばかりのメンバー構成で、ほぼ差しが決まるだろうと考えていた一戦。1000m通過61.0秒のHペースで、実際、1.2着には人気の差し馬が台頭しました。レイワサンサンはスムーズに先行。序盤は若干、折り合いを欠いていましたが、4角で先頭に立った時の手応えは良好。残り200mまではほぼ先頭で、残り200mで0.4秒交わされた形。L2は12.6-12.5の加速ラップ。0.4秒差の本馬は終い12.9秒だと推測されるので、大きく止まった訳ではありません。あの速いペースを先行して終いも大きく止まっていないなら1900mを先行する形でも問題はなさそうです。前々走が初ダート。1000m通過61.8秒。これもタフなダートだったことを考えれば、やや速い流れでした。3.4角ではインの好位。狭いラチ沿いを突いて、4角先頭のバトンインディをアタマ差交わしました。この時、二ヶ月半の休み明け。マイナス12キロに関しては、北海道で増えた分が減っただけでしょうが、中間に3本の一杯追いを消化していたので良化途上だった可能性が高いと言えます。想定バイアスには反しますが、他の差し馬も信頼しきれず、対抗に。
▲13.ファルコンミノル現級の安定株。前走は鞍上が「最後は伸びてきましたが、前の馬を交わすような手応えではなかったです。力があるので、終い来ましたが、ここではないですね」と述べていました。前走・前々走ともに「もう少し距離が長ければ……」と思う終いの伸び脚なので、差しの利きやすい中京ダート1900mで更にパフォーマンスを上げることに期待します。
△9.コレクテイニア陣営が「最近はズブさを見せて、ワンターンはリズムが合わないのかも。調子は悪くないので、コーナー4つの競馬で改めて」と述べています。3走前はスタートを決めて後方待機。3.4角で外から被される形になり、加速がスムーズでなかったという話です。それでも直線は馬場の真ん中から一番の終いの伸びを見せて3着に浮上しました。これなら1900mもこなせそうですし、乾いた中京ダート1800mは外マクりも利くので、3.4角で外から位置を押し上げていければ。
△12.メイショウコナン前走は出遅れ。それでも1000m通過63.2秒のSペースで馬群は凝縮。インをスルスル上がっていきました。前にいた2頭には着差を付けられたものの、勝ったホルトバージは2勝クラスでも通用するであろう馬。2着ジュンラトゥールは1勝クラスを4回走って全て馬券に絡んでいる堅実派です。この2頭を相手に3着なら上出来。2.3走前は道悪で先行有利に。4.5.6走前は未勝利とはいえ中京ダートで全て2着と堅実です。
他。10.メイショウソウタ:前走はメンバーレベルの低い1勝クラス。1000m通過61.3秒とやや速めで、差しも届く展開。ジリジリとは伸びてきましたが、逃げ馬に上がりで見劣り、差し馬2頭にも交わされました。未勝利勝ちは2番手から。L4を51.3秒でまとめて快勝。大箱向きらしいので、中京コース替わりには期待。問題は休み明け。陣営は「コース替わりはいいですが、使いつつのタイプで……」と弱気です。11.マテンロウタイム:良い脚を長く使えないタイプで、前走はまとめて前を呑み込む勢いで伸びてきましたが、前2頭を捉えきれず、後ろからも差されて4着に。3走前もほぼ同じで、前2頭を交わせそうで交わせず、3着まででした。出遅れなくとも行き脚の付かない馬なので後方待機でしょう。差しの届きやすいコース自体は良いものの、使える脚の短さから直線の長い中京コースが合うかは半信半疑で。16.ヒロノラメール:3走前は、時計の出やすい馬場だったとはいえ、1.52.1の好時計で走破しました。L2は11.8-13.2。残り200mでは勝ち馬に食らいついていましたが、残り100mで脱落。本馬は終い13.5秒程度掛かっているでしょう。前々走は強力3歳馬3頭とは力を感じる4着で、前走は馬場が合わなかったそうですが、道悪自体はこなせています。評価しているのが6走前の小倉ダート1700m戦の4着。L5・L4で11.9秒を連続して刻んだことで差し有利になりましたが、好位から4着に粘り込んだヒロノラメールは評価できると考えていました。これが道悪の小倉ダート1700mな訳なので、良馬場の中京ダート1900mで先行して粘れるかは別。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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