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Hペース想定:内枠有利・先行有利ウォータールグランは超Hペースで逃げるタイプ。他馬が減速してくれる急坂コースの方が良いタイプで、残す線も考えましたが、付いてくるタガノシャーンスも同様のタイプ。他、底を見せていない2頭もいて。
◎16.タガノシャーンス前走はウォータールグランがいつも通りのHペース逃げ。600m通過は33.4秒ですが、4F目まで速いラップを刻む馬。800m通過44.6秒で見るとHペースです。離れた2番手集団の一番外を追走。直線は外を伸びてきましたが、クファシルに0.1秒差交わされました。この馬に関しては急坂コースの方がベター。5走前、阪神芝1400mで1.19.5の超好時計で走破した時が最大パフォーマンスだと思いますが、他馬が苦にする急坂でもうひと粘り、もうひと伸びするのが特徴。速い上がりを使えないため、東京や京都だと差される危険性が高まります。東京で勝ってこそいますが、ハナ差ギリギリ凌ぎきったもの。そういう訳なので中山コースはプラス。このコース替わりを狙います。陣営も「最後に坂があるコースも苦にしない」と述べています。前走でウォータールグランの刻むペースを苦にしなかったことも安心材料。今回もウォータールグランの逃げ濃厚でしょう。開幕週なので内枠有利は間違いありませんが、土曜を見る限り、外を回した馬も来ているフェアな馬場でした。高い先行力があり、外枠は大きな不利になりそうもなくて。
○1.カピリナカピリナの前走は600m通過34.6秒を2番手から。ペースが速くなかったにしても、L2の11.2-11.3は新潟内回りということを思えば破格です。4馬身ぶっ千切ったのも納得のいくところ。前々走はスタート五分で序盤は6番手付近でしたが、16番枠で前に壁ができず、どんどんと進出。3.4角では2番手まで進出して押し切りを図りましたが、600m通過33.3秒は速すぎました。ゴール前で力尽きて0.2秒差の3着に脱落。今回は最内枠なので、この時のようなことはないでしょう。3走前は600m通過34.3秒と平均的に流れましたが、本馬が差し切ったことでL2は11.6-11.5の加速ラップに。まだ底が知れません。陣営は「時計のかかる馬場の方が向くので、開幕週で速い時計の決着になった時への対応が鍵」と述べていますが、前走の新潟戦で十分に速い余力ラップを刻んでおり、全く問題にしないはずです。
▲12.フィオライア前走は逃げ・先行タイプの揃った一戦。逃げ候補のレーヴジーニアルが出遅れたこともあり、600m通過34.2秒と想定よりも流れず。外枠からスムーズに先行。残り200m過ぎで先頭に立つと、ジョーメッドヴィンの追撃を封じ込めました。L2は11.3-11.5と減速幅が少なく、まだ余力を残しています。前々走に関しても、本馬が抜け出したことでL2は11.6-11.5の加速ラップに。3着には0.6秒差も付けました。カピリナ同様に底が見えない馬。
他。4.ランドオブラヴ:前走は開幕週&直線の追い風が強かった中山で、1.06.8の超好時計は信頼に値しません。最内枠でほぼロスなく立ち回っており、Hペース&直線の追い風で差し馬有利に働いていました。それ以前のパフォーマンスからも、3勝クラスで即通用するかは疑問で。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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