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Mペース想定:枠不問・先行有利土曜の京都芝はもうどこも悪くなっていて、どこを通してもあまり差がなかったようです。外の方がまだ良いのは確かですが、ラチ沿いを通した馬も馬券に絡んでいました。クッション値自体は高く、時計は出やすい馬場というのが厄介ですが、基本的にどこも荒れてはいて、差し脚が削がれて先行馬が有利という見立て。ここはあまりにも過小評価されている馬を狙います。
◎10.アメリータ前走はブリンカー着用が裏目に出たという話。押して位置を取りに行きましたが、内の馬と並走。内の馬もこの馬も引っかかり気味になり、600m通過35.2秒という数字以上に負荷が高かったようです。4角でフラフラして位置を下げるとそのまま失速しました。今回、ブリンカーは外して挑むので、前走は度外視でも。前々走は中京マイルらしく800m通過47.0秒のSペース。スタートを決めてハナへ。そのまま0.2秒差3着に健闘しました。超高速馬場だったとはいえ、1.34.5で走れているなら未勝利で通用の器。この時、12番人気でしたが、新馬戦の内容からは買える馬だった!と後悔したほど。その新馬戦はL2が11.0-11.2の余力ラップになったエイシンワンド戦。1着エイシンワンドと2着クラスペディアは小倉2歳Sでもワンツーした通りのハイレベル戦。離された3着のハイファイスピードも次走楽勝しています。本馬はスタートを決めて先行。前には大きく離されましたが、上がり34.4秒と脚は使っています。前が伸びすぎただけ。今回の低評価は少し不可解ですが、中間に傷腫れがあったそうで、少し追い切り欄に空白期間があります。ですが、最終追い切り、一週前追いきりまでは消化しているので、問題はなさそう。先行力が高く、逃げられるはず。恵まれると見て。
○6.キントラダンサー新馬戦は出遅れて後方から。道中で馬群が凝縮しており、位置取りの有利不利はさほどないレースでした。直線は一旦は先頭に立ちましたが、内のスリーキングスに差し返されて2着。後続に7馬身差を付けただけに地力は高い。なお、勝ったスリーキングスは京都2歳Sで0.5秒差5着。新馬のラップが微妙で足りないと思っていましたが、それなりにやれたのでキントラダンサーの評価も上がります。追い切りでは坂路で動く馬で、最終追い切りは坂路馬なりで52.5秒の自己ベスト更新。上積みは見込めそうで、坂路で動くことから素質も上位でしょう。
☆5.ブーディガ前走は800m通過47.2秒。陣営は「前走は息の入らない厳しいペースでした」と述べています。前々走は800m通過46.8秒とより速いペースで粘っていますが、前走の方がタフな馬場だったこと、前走は序盤に5頭横並びで競り合ったこと、を考えれば、やはり少し厳しい展開だったか。前々走はゴール寸前まで先頭の好内容。勝ったドラゴンブーストは次走、低レベルとはいえデイリー杯で2着しました。本馬も未勝利は突破できる器のはずで。
他。2.エリタサンタモニカ:新馬戦は出遅れて後方から。直線は外から良い勢いで伸びてきましたが、フラフラ。鞍上によれば「直線では手前を何度も替えていたように、左右が安定していないです。これから体幹が強くなってくれば。先々は走ってきそうです」とのこと。スタートの不安が今回も残ります。また、末脚の削がれるような荒れ馬場で、本馬の末が生きるかどうか。8.オリージネアリア:新馬戦は重馬場。800m通過48.3秒の超Sペースを2番手から。そのまま流れ込んでの3着。後半は全て12秒台のラップでしたが、同日の2歳未勝利では1400m、1800mともに後半11秒台を刻んでいました。その後の雨で不良まで悪化したファンタジーSはSペース&1400mとはいえ、大半の馬が本馬の上がり36.5秒より速い上がりでまとめています。新馬戦はレベルが低かったという見立てで。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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