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Sペース想定:外枠有利・決め手重視
◎3.サフィラサフィラは2歳時のパフォーマンスからは重賞でバリバリ活躍しているべき馬。年明けのクイーンCでマイナス10キロと大きく減らしたことで歯車が狂ってしまいました。昨年のアルテミスSはL5が57.7秒、L4が45.6秒というだけでも速いのに、L2は11.2-11.0の加速&余力ラップに。勝ったチェルヴィニアは二冠に輝きましたが、それを追いかける形で2着に食い込んだサフィラも終い11.0秒程度を使っています。相手は別格だったとはいえ、まだ余力十分の2着でした。続く阪神JFは1番人気を裏切った形ではありますが、私は戦前から14番枠を危険視していました。実際、14番枠で内に入れず、外々を回される苦しい競馬に。あの競馬で4着ならむしろ強かったと言えます。ここ2戦は外枠にも泣いた形に。前走・ローズSに関しては上がり3位の34.0秒をマーク。復調気配は伺えました。今回、陣営は「ようやく馬体が成長。今までは加減しながらでしたが、今回は攻めた調整ができています。外回りで切れ味を生かしたいです」と前向き。最終追い切りでは栗東坂路で51.7秒の自己ベストを強めに追って更新。1週前の52.4秒もそれまでの自己ベストを更新しています。ここまで負荷の高い追い切りをやれている以上、馬体が成長という話は信頼して良さそう。クリスチャン・デムーロ騎手に乗り替わるのも魅力。京都外回りでは早仕掛けと思える競馬で多くの馬を勝利に導いています。本来の力さえ出せれば、ここは突破できて当然の馬。3番人気想定は妙味ありと考えて本命を打ちます。
他。2.ルクスビッグスター:前走は不良馬場での好走。出入りの激しい競馬でしたが、1000m通過61.7秒はSペース。外目の良いところに出して伸びてきましたが、ガイアメンテが33.7秒という不良馬場とは思えぬ末脚を披露。差し切られました。元々、道悪巧者。京都芝はインが荒れているとはいえ、金曜時点でクッション値が11.3と高く、上がりや時計は出ています。良馬場の決め手比べで勝てるとは……。4.チャンネルトンネル:この馬に関しては1800mがまだ不安。本命を打ったスプリングSは超Sペース。直線の追い風が強く、L2は10.9-10.8という異次元のラップに。残り200m過ぎに外に寄れてしまい、これは距離がギリギリだなと感じました。悪くない位置にいただけに前残りを許す結果になったのは少し物足りません。前々走は勝ってはいますが、本馬にとって勝って当然の相手関係。レースラップに特筆すべき点はなく、本馬は終い11秒台半ば。上がり33.6秒ですら本馬にとっては物足りません。前走は道悪が響いたとはいえ、マイシンフォニーに差されたのは意外な敗戦。復調&パワーアップのなったサフィラに勝てるかどうか。5.ベラジオボンド:元々、あまり評価していない馬で、新馬戦はL2が11.1-11.6とギリギリの余力ラップ。前走はゴーマックスが800m通過45.2秒と超Hペースにしてくれたからこそ、最後方から届きました。前々走・京都新聞杯は明確に距離が敗因。血統的に道悪得意なはずで、毎日杯は本馬に向いたはずです。終いに甘くなり、一旦交わしたノーブルロジャーに差されています。他の差し馬勢にも詰められており、重賞の常連に今後なれる存在かと問われた時、疑問符が灯ります。7.ルーチェロッサ:おそらく人気にならないでしょう。力不足。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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