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Hペース想定:外枠有利・差し有利
◎10.イルミネーター再三、追いかけているイルミネーター。4走前は本馬がマクったことでL4に11.1秒という相当に速いラップを刻みました。そのまま3着に粘ったのは相当強い内容。ここでジーニアスバローズには先着しています。叩き良化タイプ。休み明けの3走前は得意のマクりが打てるほど動けませんでしたが、3着とは0.3秒差のところまで差を詰めており、力は示しました。前々走は1000m通過63.1秒のSペース。叩き2戦目でマクりに期待しましたが、後方のまま終わりました。前走はようやく本馬らしいマクりができましたが、半端な動きになってしまい、3.4角では4頭雁行状態の一番外を回る羽目に。不良馬場の高速決着のため、インをロスなく回った馬が有利になったので、大きく止まったのも仕方ないところか。今回、追い切り時計はいつも通りですが、時計以上の動きだったそうで、前走からさらなる上積みに期待できます。4走前よりも相手は強化されていますが、当時、先着したジーニアスバローズが上位人気想定のメンバー。ルシュヴァルドールとコトホドサヨウニを除けば、十分に勝負になるはず。陣営は「前回が極端な道悪のなかでも見せ場はしっかりと作ってくれました。使って上向くタイプですし、程よく時計を要する馬場なら」と述べています。金曜時点の京都ダートは含水率が2.5%と非常に乾いているので、差しやマクりは利きやすいはず。Hペースになりそうなメンバー構成でもあり、一発に期待します。
○1.ルシュヴァルドール1.2戦目は共に余力ラップ戦で非常に高いパフォーマンスでの好走。それだけに3.4戦目の凡走が謎ですが、休んだ前走は1.51.6の好時計で快勝。1000m通過61.0秒と流れて差し有利の展開。上手く控えて、勝負どころでは3番手。そのまま押し切りました。この前走がまだ完調手前だったという話だからもっとやれるでしょう。力を出せるかどうかだけ。2.3走前の敗戦が気がかりですが、差し有利の展開になりそうで、今回も本馬に向くはずです。
▲6.コトホドサヨウニ砂被りが良くない馬。前走はタフなダートで1000m通過62.5秒はペースが流れた方。出して行ったことでほぼ砂を被らずに運べたとはいえ、純粋な先行馬で残したのは本馬だけだから十分に強い競馬をしています。3着には5馬身差。前々走は内枠でモロにキックバックを食らいましたが、それでも終いは盛り返して4着。砂被りが完全にダメというタイプではありません。3走前は3歳オープン戦で、勝ったカシマエスパーダ、2着ブルーサン、3着ミッキークレストはいずれも重賞で通用している実力馬。相手が悪すぎました。2勝クラスなら上の馬で。
他。7.ティルドーン:陣営は「順調に乗り込めていますが、いい頃の雰囲気にはまだ戻り切っていない印象です」と弱気。3本連続で一杯に追っていて、木曜にプールも併用。これは確かに怪しさが漂います。前走は1000m通過64.5秒の超Sペース。先行有利の流れながら、4角で逃げ馬に離されてしまい、手応えも一息。3着に流れ込みましたが、決して良いパフォーマンスではありませんでした。逃げ・先行型で、今回は展開にも恵まれそうになくて。11.ジーニアスバローズ:前走は最内枠から好発。インの好位。絶好のポジションかに思いましたが、伸びずに失速。前々走はマクって苦しい競馬にしてしまったイルミネーターに0.2秒差先着されました。外枠で外を回されるロスはあったにせよ、少し物足りません。3走前は1000m通過62.4秒でL4は50.1秒。1.52.8の走破時計は特に速くもなく、実力よりも人気が先行している感が強くて。13.スリリングチェイス:ここ2走は好時計ですが、相手に強力な3歳馬が不在で相手関係は楽。ともに、馬場を考えると楽なペースで逃げられています。今回、同型多数。外枠から位置を取り切れるかも怪しく、危険と見ます。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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