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Mペース想定:外枠有利・差し有利
◎10.オールセインツ神戸新聞杯で本命を打った馬。既走馬相手の初戦は1000m通過63.5秒のスローで、L2は11.3-11.5。本馬は残り200m地点で先頭と3馬身はあったので、11秒を切っていた可能性があります。2着アスクカムオンモアが油断騎乗で制裁を食らいましたが、あちらがまともに追っていても差し切っていた可能性は十分。アスクカムオンモアはセントライト記念6着馬で、これを差し切ったのは高く評価して良いでしょう。また、これは油断してしまうくらいにオールセインツの加速が凄まじかった面もあると思います。続く京都新聞杯は出遅れもありましたが、それにしても伸びず。3戦目からはチークピーシズ着用。五分のスタートを切って後方待機。L2は11.5-10.9というかなり速い加速&余力ラップで、残り200mではまだ前と1馬身程の差がありました。これを差し切ったのだから相当な実力馬。前々走は1000m通過64.6秒も遅いですが、その後もなかなかペースアップせず。L2は10.7-10.9という凄まじいラップが出ましたが、ここも残り200mでの前との1馬身差を差し切り。超大物だと前走時に書きましたが、その思いは変わっていません。前走・神戸新聞杯はスタートが悪く中団から。3.4角では馬場の悪いインを通らされて手応えが悪くなりました。直線では3着ショウナンラプンタが内から外にスムーズに出せたのに対して本馬は内。良い進路を通したショウナンラプンタにもっと離されてもおかしくありませんでしたが、1馬身ちょっとの差をキープしたままゴール。荒れた馬場の不得手が出てしまったという印象です。鞍上も「得意とは言えない馬場」だと述べていました。パフォーマンスを落としたとはいっても、菊花賞4着のショウナンラプンタと0.3秒差なら悲観することはないでしょう。今回、京都は荒れ馬場傾向も、外枠なら馬場の良いところを選んで運べそう。前走の借りを返してもらいます。
○2.メイショウゲキリンもし、負けるなら前の馬だろうということでメイショウゲキリンを2番手推奨。あまり速い上がりに対応できないタイプなので、荒れ気味の京都芝は合うはず。Sペースになった前々走が好騎乗で、逃げたフォーチュンコードを徹底マーク。L3で10.9秒の最速ラップをフォーチュンコードに踏ませたのが上手かった。早めに並びかけてハナを奪うと、最後はもう一度フォーチュンコードに盛り返されましたが、セーフティリードになりました。L3は10.9-11.2-11.4で、ペースアップを早くしたからこそ勝てたという内容でした。前走は同じようにブラックブロッサムを徹底マークしましたが、こちらはブラックブロッサムに返り討ちに遭いました。ブラックブロッサムはまだ底を見せていない実力馬。今回、逃げるのはおそらくイヤサカ。この馬に関しては力不足なのでマークしないはず。テンが遅いリビアングラスが最内枠で、前走押していたことを考えるとこれが2番手か。初角まで597mもあるコースなので、主張すれば逃げられるはず。それをマークするであろう馬がメイショウゲキリンで、リビアングラスを潰した時点でセーフティリードを築けていれば。
▲1.リビアングラスリビアングラスが残す線もカバーします。出入りの激しい菊花賞で4着に残した馬。その前走の阿賀野川特別がHペースの逃げながら終い止まらずに残していることからスタミナは豊富です。長期休養明けの前々走は全く走れませんでしたが、前走は逃げられない展開でも4着に健闘。Sペースで、逃げて3着の馬、2番手から2着の馬よりも速い上がりをマーク。馬場の悪い内を通した分も不利で、それを思えば十分な競馬をしました。豊富なスタミナを活かしてセーフティリードを築ければ。メイショウゲキリンにマークされても、それを凌ぐ力は本来備えています。
他。☆14.ヴェローチェエラ:負けるなら前の馬だと見ているので、差し馬のヴェローチェエラは凌げるだろうという見立て。前走は相手が小粒で、ただ貰いのイメージが強かったレース。実際、1.1倍と断然の人気に推されました。勝ち方はともかく、レースラップや本馬の上がり34.4秒は平凡で。クリスチャン・デムーロ騎手の早めスパートだけが怖いところ。☆16.インザモーメント:前走は前半超Sペースで、後半4F戦に。ローレルキャニオンに上がりの数字で見劣っていますが、むしろ最後はこちらが突き放していました。リビアングラスの全弟で、さほど速い上がりは使えないタイプ。荒れてきた馬場の外枠はプラス。川田将雅騎手が前走通り、早め早めの競馬をしてくるでしょう。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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