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Hペース想定:外枠有利・差し有利
◎9.ファイヤーウィップ新馬戦のミライテーラー戦を元々評価していました。L2は12.1-12.6と失速してはいますが、当時の京都&2歳10月ということを踏まえれば十分な好ラップでした。スタートは五分に出て先行しましたが、4角で外へ大きく膨れてしまうロス。あの競馬で3着なら上々です。2戦目はHペースの差し決着になり、展開不利。長く休ませた3戦目は出遅れてしまい、度外視。叩き2戦目の前走・川崎の交流戦は最内枠から押してハナへ。そのまま逃げ切りましたが、最後まで2着以下を突き放す強い内容でした。2着クラリファイ、3着ベストディシジョンも未勝利は勝てる水準で走れていた馬だから価値は高い。勝ち時計の1.44.1は優秀です。昨年の全日本2優駿の勝ち時計が1.43.5で、2着イーグルノワールが1.45.0。今年の神奈川記念が1.42.9で、3着が1.43.1。4着が1.44.3。冬場の全日本2歳優駿や神奈川記念の方がタフな馬場ではありましたが、1勝クラスでは十分に通用する時計でしょう。コーナー角がキツく、タフな川崎の1600mをこなせるなら京都ダート1800mでも。火曜の最終追い切りは栗東坂路を馬なりで全体時計が53.6秒。あまり坂路で追っていない馬ですが、一応、自己ベスト更新です。木曜のゲート練習でも12.9秒とゲートも悪くない数字。陣営は「口向きに難しさはありますが、馬体に成長は感じます。交流競走とはいえ、強い内容でしたし、昇級でも楽しみ」と前向きです。これまでリーディング上位の騎手が乗っていませんでしたが、今回は岩田望来騎手が鞍上。今回、限られた上位馬以外が小粒なメンバー構成で、一発あり得ると見ます。初戦は砂を被っており、一応、揉まれたという位置では競馬を運んでいたので、良い位置で運んでくれれば。
○14.オペラプラージュ新馬戦ではブルーサン、パフ、カズタンジャーなど上のクラスでもやれている馬たちを撃破。力は確かです。膝骨折で長期休養明けの前々走は全く走れませんでした。前走は勝ち時計が1.52.5と1勝クラスとしてはかなり速い数字。1000m通過61.7秒のHペースの逃げ・番手で飛ばした2頭が止まらなかったのだから1.2着馬を褒めるしかありません。最後は内から猛追はしています。今回は相手弱化。休み明けですが、川田将雅騎手を配してきたことからも仕上げてきている可能性が高い。中間の追い切りの遅れなどは少し気がかりではありますが。土曜の京都ダートは外枠の差し馬が活躍傾向にありました。対抗馬として信頼します。
▲11.ターゲサンブルックターゲサンブルックは前走は熱中症で度外視。前々走は1000m通過64.1秒のSペースを2番手追走も3着には4馬身差を付けています。勝ったサンライズパスカルとのマッチレースで、L4は49.9秒の余力ラップでした。4走前は重馬場でしたが、1000m通過61.9秒と中山としてはやや速めの逃げで3着。Sペースでの逃げ・番手が多めですが、4走前の内容からはある程度ペースが流れても軽視できません。
他。10.ペンナヴェローチェ:ダートは走る母系で、馬格は480キロ。父キズナもダートは走る傾向にあり、本馬は芝でキレ負けするタイプ。良さそうですが、砂被りを避けているようだと内枠勢に逃げ先行馬が多く、外を回されてしまいそう。休み明けとしては動きは上々。もう一頭押さえるならこれ。13.マジックブルー:前走はメンバーレベル、レースレベルとも低く、その中での2着は評価に値せず。前々走もメンバーレベルは高くはないですが、低くもないといったところ。着差を付けられて負けていては……。3走前も相手が弱く、Sペースにも恵まれての2着。こちらに関しては自信の切りです。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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